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ミステリの祭典

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麦の海に沈む果実

作家 恩田陸
出版日2000年07月
平均点7.38点
書評数13人

No.13 5点 ボナンザ
(2024/03/31 00:30登録)
物語の完成度というか引き込む力はすごい。ラストがちょっと唐突。

No.12 7点 みりん
(2023/10/10 17:55登録)
学園サスペンス+ファンタジー。
【ネタバレあります】


主人公が魔女と呼ばれたり、背後で蠢く巨大な陰謀やホラー要素など『緋色の囁き』やダリオアルジェント監督『サスペリア』と似た舞台設定です。シリーズ前作の『三月は深き紅の淵を』の4章は今作の予告編のような作りになっていたのですね。
ここまで魅力的な世界観を映像的に表現できる著者の手腕に素直に感服しました。過去を顧みない凛とした主人公の選択にはほろ苦い青春小説としても心に深く残ります。リドル・ストーリーではなく最も大きな謎対しては明確な答えを示しますが、細部ははっきりと描かれません(特に学園関係)。
もっとこの不思議に包まれた学園に閉じ込められたい。キャラクター達のその後を見せてほしい。と引き摺らせる読後感。これが恩田ワールドでしょうか。

No.11 7点 itokin
(2013/10/20 19:22登録)
読みだすと引き込まれてやめられない、不思議な物語、これが、恩田ワールドなんでしょう。ラストの盛り上がりと意外性をもう少し期待したんだが・・・。

No.10 7点 Q-1
(2010/10/17 02:47登録)
恩田さんの作品は登場人物が美男美女ばかりで、
如何にも女性の作品だなぁと感じさせられますが、
程良い緊張感と不思議さがありとても面白かったです。

No.9 7点 名無し
(2005/08/23 01:49登録)
読みやすくて場面場面はとても面白かったけど、
話の整合性が良くわからない作品だった。
本にも書いてある通り不思議ちゃんな小説だ。

No.8 8点 てぃぐれ
(2005/06/21 05:43登録)
恩田陸さんは「落ち」で失望することが多かったのですが、この作品は「落ち」で満足でした。良作だと思います。

No.7 5点 884
(2005/04/23 19:17登録)
 文庫化に伴い再読。
 初めて読んだときのインパクトは感じなかった。理瀬の豹変が唐突。フリが校長ぐらいしかないし。

No.6 8点 そのこ
(2005/04/05 20:57登録)
恩田さんの作品を始めて読みました!!すごく物語の中に引き込まれ、私自身が理瀬と重なって葛藤してしまいました。黎二とくっついてほしかったなぁ…。他の作品も読んでみようと思いました★☆

No.5 10点 綾香
(2004/08/20 22:52登録)
おもしろかった!一気に読みました。キャラも個性豊かで良かったし、ストーリーも◎

No.4 8点 ばやし
(2004/05/23 10:48登録)
途中この本なんておもしろいんだろうと感動していました^^それぐらいおもしろい本だと思います。ただラストが私的にはいまいちでしたね、途中はおもしろいのに最後があっさりしすぎてるし、主人公に共感できたのに最後キャラが変わっちゃったのが残念でした。

No.3 10点 iti
(2004/05/10 20:02登録)
非常に引き込まれる作品。やめようと思ってもやめられない。あんまり引き込まれ過ぎたので、すぐに終わってしまった。

No.2 5点 Kei
(2002/07/21 17:13登録)
最高に感動した作品。(これだけ)

No.1 9点 一千花
(2002/06/27 20:38登録)
   
   恩田作品の中で一番好きです^^
  なんというか 物語の中に漂う静かな でも
  何かどうしようもなく迫ってくる雰囲気がいいです

  「麦の海に沈む果実」というタイトルが 黎二
  の読む 詩の題としてでてくるところが好き
  恐ろしくも魅惑的な校長をはじめ 登場人物の少年達
  が多面的でおもしろい

  オチはあまり納得しません 記憶障害ってありがち
  かな...校長がパパだったというのは読んでる途中   有り得るなと思ってたし 麗子の位置は「睡蓮」
  が未読なので 何とも言えないけど

   黎二と異母妹の死の過去が 哀しい

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