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ミステリの祭典

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すべての美人は名探偵である

作家 鯨統一郎
出版日2004年12月
平均点5.14点
書評数7人

No.7 5点 TON2
(2013/02/28 18:44登録)
光文社文庫
(ネタバレ)
 ユーモアミステリー。トリックも、アリバイが映写機を使ったビデオと後催眠による〇〇というのではイマイチです。
 歴史の謎の「ずいずいずっころばし」が徳川家光の秘密を表しているというのも牽強付会です。

No.6 5点 メルカトル
(2010/10/06 23:53登録)
鯨氏が創作した、二人の美人探偵の共演ということで期待したのだが、桜川東子が早乙女静香の子分みたいになっているのは、ややがっかりした。
しかし、後半は東子の活躍で事件が解決されたのはファンにとっては嬉しい限りだろう。
トリックには前例があり、拍子抜けしたのは言うまでもない。
だが、ミステリとしての部分が意外としっかりと描かれていたのは流石と言ってよいのではないだろうか。
またこの作品は、映像化しても面白そうだ。

No.5 5点 kanamori
(2010/08/22 17:30登録)
作者の創作した2大美人探偵、「邪馬台国は..」の歴史学者・早乙女静香と、「九つの殺人メルヘン」の女子大生・桜川東子の共演する長編ミステリ。
歴史の謎は静香、アリバイ崩しは東子という一応の役割分担ができていて、ファンにとってはたまらない設定ではないでしょうか?
ファン以外にとっては、ヌル過ぎる内容で、逆の意味でたまらないでしょうけど。

No.4 3点 T.shimizu
(2009/10/03 04:52登録)
鯨統一郎のハズレの方。
普通っぽいのはあまり好みじゃないかも

なみだ事件簿とか好きだから。

No.3 4点 なの
(2008/05/09 19:06登録)
鯨統一郎の長編って、大抵間延びしてイマイチですね。
「お約束」ネタを駆使した短編連作が持ち味ですし。
タイムボカンシリーズを連続モノにされても困る、みたいな感じで。

No.2 7点 こもと
(2008/05/09 13:05登録)
 主役は、静香と東子(はるこ)のダブルキャスト?
 いやいや、やはり主役は「邪馬台国~」でその女王様度を世に知らしめた、早乙女静香でしょう。 いえ、活躍するのは確かに東子なんですけど、やっぱり主役は静香なんだな(笑) たぶんこれはもう、作者の手を離れて、キャラクターが一人歩きしている状態か、と。
 たとえ東子が徳川家光の謎を解き、ずいずいずっころばしの謎を解こうとも、また、ミスコンにどれ程の強敵が現れようとも、静香のかっとばした性格の前には、謎解きなんてほんの小さな次元に過ぎない・・・そう思わされてしまう。 怖いミステリだと思う(笑)

No.1 7点 北浦透
(2008/05/06 19:00登録)
『邪馬台国はどこですか?』の世界観だけど、読み終わってみると、正統派のミステリーでもあると思う。早乙女静香と桜川東子という二大名探偵の競演。僕は、東子さんの方は知らなかったけれど、十分に楽しめた。謎と歴史のスケールも大きい。ただ、唐突な感じも受けた。
ちなみに、本書で登場する「○○殺人」は、吉村達也さんの『軽井沢R邸の殺人』でも扱われている。解決は全く違うので、興味をもたれたらぜひお試しをください。

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