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ミステリの祭典

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本格的 死人と狂人たち
綾鹿市シリーズ

作家 鳥飼否宇
出版日2003年09月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 Kingscorss
(2020/08/30 13:49登録)
割と知られていませんが、バカミスの名作です。バカミスの中でもトリックがバカなだけで真面目に本格ミステリーしてるもの等と違い、お下劣、おバカ、メタの三拍子そろったユーモアたっぷりの正統派?バカミスです。簡単に言えば『六とん』系です。

普通のミステリーを期待すると初っぽなからついていけないでしょう。しかし、キチンとバカミスと知って読めば本書を堪能できるはずです。本格的と銘打ってるだけあって、本格ミステリーちっくな短編が3つ+読者への挑戦状で構成されています。

六とんが好きな方ならこちらも楽しめるでしょう。違うのはこちらのほうが文体や文章が読みやすく、洗練されててちょっと意外でした。ただ、第二講が最後まで大学の講義の内容を読んでるだけなので、擬態の学術知識に興味ないなら辛いかも…

ゆるく、クスリと笑いたいあなた、本書を読んでみたらどうでしょうか?個人的にバカミスは大好きなので7点ぐらいあげたいんですが、読書の挑戦の最後の一行でイラッと来たので−1点です。結局、答えは○○ないんかい!!!バカミスだからってそりゃないだろ!ヽ(`Д´)ノプンプン

単行本、第一講、28ページ表2のフィボナッチ数列。増田45と清水56の年齢差が9になってますが、11ですよね? もし文庫化するなら修正してほしいです。第二講もレジュメが誤植ばっかり!…とおもったら、こっちは普通にわざとでした…

No.1 5点 江守森江
(2009/05/24 03:29登録)
タイトルに釣られて本格を期待した私が”バカ“でした。
面白くは読めたから許す。

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