官能的 四つの狂気 綾鹿市シリーズ |
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作家 | 鳥飼否宇 |
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出版日 | 2008年01月 |
平均点 | 5.25点 |
書評数 | 4人 |
No.4 | 6点 | Kingscorss | |
(2020/08/31 01:44登録) 本作をより楽しく堪能するには、先に『本格的 死人と狂気』を読了することをおすすめします。 世界バカミス☆アワード(第二回)を受賞している今作。同作者の『本格的』にも出てきた変態探偵?増田助教授が主役のお下劣極まりないバカミス。ただ、官能的というだけあって全部がエロミスです。なのでバカミス、エロミスが苦手な人だと全然おもしろくないと思います… 自分は個人的にバカミス大好きなので楽しめました。 バカミスとして評価するとなかなかの出来だと思います。ミステリーやトリック、プロットはバカミスなのであんまり追求しないで下さい… 軽い落語の噺を読む感覚で。 ただ、問題の最後の大どんでん返しはバカすぎて呆れます。(超絶驚愕を狙ってた思うんですが、どっちかというと酷すぎてドン引きでした) 鳥飼否宇さんは文書も構成もうまいので、バカミスを許容できる方なら一読の価値はあると思います! |
No.3 | 4点 | いいちこ | |
(2015/04/14 18:45登録) メイントリック勝負の作品なのだが、素直に、前向きに評価するのは難しい。 仕掛け自体が完全にアンフェアなのはまだいい。 問題は各短編がそもそも正統的な本格ではなく、ぶっ飛んだ内容なので、メイントリックがサプライズに繋がらないという構造的な課題。 加えて、各短編は一旦暫定的な解決を迎えるのだが、メイントリックの必然性を説明する根拠としては弱く、しかも違和感が残るラスト。 上手く伝えられないのだが、ストレートを見せ球に使って変化球を投げないと、全球変化球では効果に乏しいということか |
No.2 | 6点 | take5 | |
(2013/10/14 00:16登録) かなり前に読んだのを何故か今思いだしました。ユーモアって同時に書評したはさみ男のようなややレベル高い?のもあるし、本作品のような完全にバカミスのようなものもありかと。だから同じく6点。 |
No.1 | 5点 | シーマスター | |
(2008/05/24 21:13登録) 変態数学者のバカミスかと思ったら、そのとおりだった。 それでも(各編のタイトルがカーをパロっているだけのことはあり)第1、2話はバカがついても密室ミステリとして読めないこともない。不可思議な現象が無理やりながら一応合理的に説明される。 3話目は変態の極み+ガリレオ崩れ? 最終話は「オチ」の章・・・アレに関しては始めから「何かネタがある」というのはミエミエだったが予想を遥かに超えていた・・・がバカバカしくて大して驚く気にもなれず。 六とんよりちょっとマシ?(あれも殆ど忘れちゃったから何とも言えんが) |