home

ミステリの祭典

login
官能的 四つの狂気
綾鹿市シリーズ

作家 鳥飼否宇
出版日2008年01月
平均点5.60点
書評数5人

No.5 7点 メルカトル
(2026/06/03 22:23登録)
「ついにやってしまった……」
変態する数学者、暴走する助手──
最凶のバカミスコンビ、降臨!
不可解な事件に数学的思考から
「至高の解答」を導き出した──はずだったのだが、「真相」は──言えない。
Amazon内容紹介より。

のっけからパンテ○ラインだとかクロッチだとか、延々と女性のヒップに関する男目線からの考察が続きます。おいおい、大丈夫かこの小説。まるで私の為に書かれた様な作品じゃないか、とか思いましたが、やはりミステリはミステリ。名付けるなら変態理数系本格ミステリですかね。しかし意外にも図解入りで、親切設計です。まあ推理としては粗が目立ったり、密室トリックなどは他愛ないものであったりとあまり誉められたものではありません。勿論全篇エロ路線まっしぐらであります。

でも面白いからいいじゃん、まあ6点だけどねと思いました。ところが・・・。何と、何と、これ以上は書けません。私の愛の籠った7点という採点でそこの処を察して頂きたいと思います。いずれにしても、本書は禁忌とも言える危険な領域に踏み込んだ、作者渾身の問題作ではないでしょうか。
尚作者はドラゴンズファンの様で、往年のドラゴンズ選手の名字や名前が続々と出て来ます。木俣、孝政、正岡、三沢、安志、堂上、銅烈、近藤、今中、都、薫、徹ら多数出演。

No.4 6点 Kingscorss
(2020/08/31 01:44登録)
本作をより楽しく堪能するには、先に『本格的 死人と狂気』を読了することをおすすめします。

世界バカミス☆アワード(第二回)を受賞している今作。同作者の『本格的』にも出てきた変態探偵?増田助教授が主役のお下劣極まりないバカミス。ただ、官能的というだけあって全部がエロミスです。なのでバカミス、エロミスが苦手な人だと全然おもしろくないと思います… 自分は個人的にバカミス大好きなので楽しめました。

バカミスとして評価するとなかなかの出来だと思います。ミステリーやトリック、プロットはバカミスなのであんまり追求しないで下さい… 軽い落語の噺を読む感覚で。

ただ、問題の最後の大どんでん返しはバカすぎて呆れます。(超絶驚愕を狙ってた思うんですが、どっちかというと酷すぎてドン引きでした)

鳥飼否宇さんは文書も構成もうまいので、バカミスを許容できる方なら一読の価値はあると思います!

No.3 4点 いいちこ
(2015/04/14 18:45登録)
メイントリック勝負の作品なのだが、素直に、前向きに評価するのは難しい。
仕掛け自体が完全にアンフェアなのはまだいい。
問題は各短編がそもそも正統的な本格ではなく、ぶっ飛んだ内容なので、メイントリックがサプライズに繋がらないという構造的な課題。
加えて、各短編は一旦暫定的な解決を迎えるのだが、メイントリックの必然性を説明する根拠としては弱く、しかも違和感が残るラスト。
上手く伝えられないのだが、ストレートを見せ球に使って変化球を投げないと、全球変化球では効果に乏しいということか

No.2 6点 take5
(2013/10/14 00:16登録)
かなり前に読んだのを何故か今思いだしました。ユーモアって同時に書評したはさみ男のようなややレベル高い?のもあるし、本作品のような完全にバカミスのようなものもありかと。だから同じく6点。

No.1 5点 シーマスター
(2008/05/24 21:13登録)
変態数学者のバカミスかと思ったら、そのとおりだった。

それでも(各編のタイトルがカーをパロっているだけのことはあり)第1、2話はバカがついても密室ミステリとして読めないこともない。不可思議な現象が無理やりながら一応合理的に説明される。
3話目は変態の極み+ガリレオ崩れ?
最終話は「オチ」の章・・・アレに関しては始めから「何かネタがある」というのはミエミエだったが予想を遥かに超えていた・・・がバカバカしくて大して驚く気にもなれず。

六とんよりちょっとマシ?(あれも殆ど忘れちゃったから何とも言えんが)

5レコード表示中です 書評