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ミステリの祭典

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サテンのマーメイド

作家 島田荘司
出版日1985年09月
平均点6.60点
書評数5人

No.5 5点 seiryuu
(2010/09/23 16:39登録)
ハードボイルドよりやっぱりミステリーが強い。
トリックは面白かったです。

No.4 5点 E-BANKER
(2010/06/19 00:25登録)
初期のノンシリーズ作品。
作者唯一のハードボイルド作品という触れ込みで、実際はハードボイルドと本格の融合を狙った作品のようです。
内容については「うーん」・・・
ハードボイルドとしてはかなりベタな感じですし、本格物としては謎もトリックも陳腐なレベルとしか言えませんねぇ・・・
この頃は、吉敷物や御手洗物以外にも多種多様な作品を世に出していた時期で、「火刑都市」のようなレベルの高い作品もあれば、本書のように「やっつけ感」のある作品もあるというイメージです。
作品の中にも出てきますけど、人間の生首ってそんなに簡単に取り扱えるものなんですかねぇ?

No.3 5点 測量ボ-イ
(2009/12/25 22:14登録)
島田氏初期に発表されたハ-ドボイルド系ミステリ-。
ほぼ本格一本槍で、ハ-ドボイルド、SF、ファンタジ-、
冒険小説などを読まない僕にとっては、ハ-ドボイルドと
はこういうものかというのを知る良い機会になりました。
ただ、謎解きの部分(種明かし)は強引というか、ちょっ
と無理があるような気がしますので、採点は辛めです。

No.2 9点 ANIX
(2003/12/27 17:52登録)
既に他のレビュアーの方が語っているように、ハードボイルドなのに本格。どちらの出来としても素晴らしいと思う。御手洗シリーズよりよく出来ていると思う

No.1 9点 テツロー
(2002/03/11 01:40登録)
 作品紹介に「著者が初めて挑むハードボイルド」などと書かれることが多いのですが、確かにスタイルはハードボイルドですけど、中身は紛う方無き本格です。しかも、豪腕島田の通り名に恥じぬ、奇想です。(逆にハードボイルドファンが読んだら怒るんじゃないかと思うくらい)ラストは活劇が有り、苦い結末なんですけどね。

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