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ミステリの祭典

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妻に捧げる犯罪

作家 土屋隆夫
出版日1981年05月
平均点5.00点
書評数4人

No.4 5点 文生
(2023/07/14 08:06登録)
いつもの本格長編とは趣向を変えたサスペンスよりの作品です。悪戯電話が趣味の主人公が些細な手掛かりから電話先の相手を推理していくくだりはさすがの面白さ。しかし、全体的にはミステリー色が薄味で読み終わったあとはもの足りなさを覚えました。

No.3 6点 斎藤警部
(2015/11/11 13:47登録)
ふだん生真面目な先生がトチ狂った様な面白さ。 間違い電話や混線で犯罪絡みの話を耳にし。。というサスペンスの定石をエロスと怨念でおかしな方向にこじらせた様な(氏にしては)怪作。

趣味の悪戯電話(笑)で偶々なんらかの犯罪を遂行直後らしき女にぶちあたり、共犯者と勘違いされるに乗じて犯罪経緯のさわりをシラっと聞いてしまった大学教授は。。 女との会話内容や電話で聞こえた音声から事件の全貌を推理し、女を脅し、行動に出、なかなか忙しい男やもめ(妻は不倫相手と旅館で焼死)のイカれた探偵記にして犯罪録。

それにしても光文社文庫の表紙、ネタバレとは違うけど物語のとある核心部分をズバリ表してみせたこの「地図」!

No.2 5点 測量ボ-イ
(2011/01/30 16:38登録)
これも20年以上前に読んだ作品の再読。
内容は悪くはないですが、やや本格色が薄くサスペンス
小説っぽいです。
あと主人公の大学講師の心境にもちょっと同調しかねる
ところがありました。

No.1 4点 kanamori
(2010/12/29 11:43登録)
これはストレートな本格ミステリではなく、悪戯電話を楽しむ助教授が巻き込まれる犯罪という、軽犯罪者を主人公(探偵役)に据えた変化球のサスペンスでした。
悪戯電話の些細な手掛かりから相手を推理していくところに多少の面白味がありますが、自身の短編を長編化した小粒なネタなので、初期の本格編ほどの満足感を得られなかった。

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