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ミステリの祭典

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放浪探偵と七つの殺人
探偵信濃譲二シリーズ

作家 歌野晶午
出版日1999年06月
平均点6.79点
書評数28人

No.8 5点 如月雪也
(2005/06/05 05:45登録)
内容は、それなりなんじゃないかと思います。
が、ノベルズで読んだので、作業として読みにくかったです。
短編集なんだから後ろにまとめて袋とじはやめてほしかったな。長編なら別にいいけど。

No.7 6点 留吉
(2004/09/21 11:25登録)
トータルとしては高水準の短編集と言えるだろう。
・『ドア⇔ドア』 古畑任三郎の楽しさ。
・『幽霊病棟』 大凡作。この人は傑作とは言えなくても特異な才能を窺わせる作を多数出している割りに、本編のような子供の推理クイズで見たようなネタを平気で書いてくることがある。放浪作家の七不思議。
・『有罪としての不在』 論理の詰めに甘さはあるがよく考えたものだと思う。挑戦物としては楽しめる。だけどこんなの解けるわけがない。
・『W=mgh』 不気味だが漫画的でもあり、んなわけねェだろ、と笑える。

しかし信濃譲二というのはホントに嫌な奴なんだろうね・・・

No.6 9点 パブロピカソ
(2004/08/14 02:07登録)
短編集としてはかなりレベルの高いものとなっている。粒ぞろいの短編が多く、どれをとっても一級品といっても良い仕上がりだ。探偵が家シリーズよりも個性がなくなっているのは狙いか。

No.5 8点 桜ノ宮
(2004/07/15 00:02登録)
『有罪としての不在』には、ガツンとやられました。
そんな関係ってあるんだぁーみたいなー。
先日ニュースでゴミ屋敷で死体発見!(実際に)みたいなニュースが報道されていたのを見て、『烏勧請』をすぐに思い出しちゃったwww

No.4 5点 ギザじゅう
(2004/03/23 11:45登録)
パズラータイプの短編集(ノベルス版だと解答が袋とじ)
舞台や事件もバラエティに富むよう工夫してある真っ当な本格推理。で、あるだけに物足りなさは残る。
やはり本格でありながら、本格という枠組みから逸脱(超越?)する何かが欲しい。また、普通の本格としても上手い短編とは言いがたい。(容易に暗号ものを乱発しない点は好意が持てるが)
一応ベストは「阿闍梨天空死譚」

No.3 7点 myk
(2003/11/01 19:55登録)
個人的にはドア⇔ドアが好きです。ミステリーの原点はこんな日常に潜むからくりにあるのではないでしょうか。

No.2 8点 じゃすう
(2003/04/26 10:44登録)
どの作品も完全にフェア。文庫でも袋とじ……というわけにはいかなかったみたいですね。
でも面白かったです。とくに好みなのは「水難の夜」かな。

No.1 8点 ともやん
(2002/03/30 08:28登録)
7つ作品があれば評価も様々ですが、袋とじ謎解き小説としてはこんなもんかもしれません。ただ読み物としては実に楽しかったです。
一編だけはどうしても答えが当てられなかった(『有罪としての不在』)

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