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ミステリの祭典

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作家の人たち

作家 倉知淳
出版日2019年04月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 5点 HORNET
(2022/02/06 19:42登録)
 同じ幻冬舎から出ている、中山七里の「作家刑事毒島」とかぶるなぁ~…
 出版業界、作家志望者を取り巻く諸事情を面白おかしく、毒をもって描いている連作短編集。「作家刑事…」は一応ミステリだったが、こちらはそうとも言い切れない。
 倉知淳らしいユーモラスな筆致でまぁ楽しめた。

No.2 6点 文生
(2021/08/27 02:19登録)
ミステリー要素は皆無ですが、本好きの人間に刺さるブラックなコメディはそれなりに楽しく読むことができます。特に、新しい才能を発掘しようと原稿の持ち込み企画を開催したところ、誰ひとり原稿を持参しない『持ち込み歓迎』が秀逸。

No.1 5点 まさむね
(2019/05/25 22:23登録)
 出版社や編集者、そしてミステリ作家の内幕を描いた短編集。「内幕を描いた」なんて書いたけれど、シリアスなものではなくスラスラ読めます。倉知さんらしいとも言えるし、物足りないとも言える、そんな印象。
 正直、積極的におススメしたい短編集とは言えないのですが、出版社が幻冬舎という点は、ポイントになるかも。最近話題の出版社ですしねぇ。勿論、今回の案件を踏まえて各短編が書かれた訳ではないのでしょうが、ソレを念頭に置いて読む分には面白い短編もありましたね。この採点は、読んだ時期が今だったからこそのものですので、お含みおきください。

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