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ミステリの祭典

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ガニメデの優しい巨人
巨人たちの星シリーズ

作家 ジェイムズ・P・ホーガン
出版日1981年07月
平均点6.75点
書評数4人

No.4 6点
(2025/03/04 08:56登録)
シリーズ第2作は、異星人・ガニメアンとの交流話。
今作にも、ダンチェッカーとハントが探偵役として登場し、最後には種々推理をする。前作「星を継ぐもの」にくらべると謎解きとしては落ちる。やはり第1作の強烈さは超えられない。だいたいそんなところだろうと想像がつくというのもある。
でも、今作ではむしろ、中盤の学問的探究に関する話が面白い。今を予見しているようなところにも魅かれる。巨人たちやAIコンピュータとの会話も楽しめる要素である。

SFに興味をいだいたのは、若かりしほんの一時期だから、続編があることは全く知らなかった。本サイトで本作を見つけ、すぐに読めばよかったのだろうが、結局、後回しになってしまった。3部作らしいので、第3作「巨人たちの星」もいずれは読みたい。3年後、5年後ぐらいかな。

No.3 8点 バード
(2022/09/22 06:44登録)
『星を継ぐもの』の続編である本作。前作知識は頭に入っている前提なので、この本から読むのは控えるべき。
前作に比べ最大謎のインパクトが弱いので一点引いたが、前作と同水準で面白かった。情報が惜しくもシャピアロン号に届かないというほろ苦さと、先にある希望を両立させた締め方が好み。

本シリーズの良さは嘘(フィクション)の数を絞っているところだと思う。SFでの嘘は当然作品の売りだが、多すぎるとなんでもありになってしまい作者の妄想を聞かされてる感が強くなるのよね。

No.2 6点 レッドキング
(2018/06/15 15:06登録)
おお これを採点してもよいのね でもこれミステリ? 「本格ミステリ」を「犯罪をめぐる不思議現象の解明」と定義すると「ミステリ一般」は「不思議現象の解明」となるからまあいいのか 前作は「この死体どこから?」の謎解きだったけれど これは「なにゆえ巨人は優しいの?」の不思議解明といったところかな

No.1 7点 虫暮部
(2018/02/27 08:49登録)
 『星を継ぐもの』の続編。前作で残された謎の解明と言う側面もあるが、なによりも生身で現れる巨人達の愛すべきキャラクターが良い。

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