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ミステリの祭典

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消える上海レディ

作家 島田荘司
出版日1986年04月
平均点3.25点
書評数4人

No.4 4点 ボナンザ
(2019/11/11 22:26登録)
流石にこれで長編一つは今どき厳しい。

No.3 4点 測量ボ-イ
(2016/02/20 18:19登録)
作者の初期作品の一つですが、残念ながらあまり良い出来ではありません。
トリックはありきたりですし、他に見るべきところも少ない。
シリ-ズ前作品「消える水晶特急」より劣る印象。

No.2 3点 E-BANKER
(2013/04/14 21:29登録)
1987年発表。比較的初期の長編。
「消える水晶特急」に続く、女性ファッション雑誌の編集者・蓬田夜片子と島丘弓芙子コンビのシリーズ第二弾。

~業界一の化粧品メーカーが打ち出した来年のテーマは、“戦前で時間の止まったような街、上海”。キャンペーンガールもつば広の帽子に中国服(チャイナドレス)、当時そのままの“上海レディ”だ。取材で神戸~上海を結ぶ「鑑真号」に乗ることになった女性記者弓芙子。だが、出航前から前から彼女の命を執拗に付け狙う謎の女性が現れる。そして、ついに密室と化した船内で血の凶行が・・・~

これはヒドイ。
あきらかに「やっつけ感」のある作品。
(これだけ書いて終わりたい・・・)
前作(「消える水晶特急」)も水準以下の作品だったが、吉敷刑事も登場し、列車が消えるという不可能テイストが多少なりともあったのだが、本作はとにかくなにもない。
「船上ミステリー」というのは、割と目にするが、船上=密室というプロットはあまりにも安直だろう。

今回の主役は弓芙子の方なのだが(前作は夜片子)、こいつの書き方もヒドイ。
“上海レディ”にとにかく振り回され、きりきり舞いさせられる役どころなのだが、作中はずっとヒステリックに書かれていて、読んでてツラくなる。
ラストのオチもなぁ・・・、結局二人○役トリック(ネタばれだが、もういいだろっ)なのだが、ミエミエだし。

とにかく誉めるところのない作品。特に作者のファンであれば、スルーする方が賢明でしょう。
シリーズも結局これで打ち止めとなったが、まぁそうだろうな。

No.1 2点 Tetchy
(2007/12/15 18:52登録)
上海レディの正体にかなり無茶を感じた。
2時間サスペンスドラマみたいな陳腐な内容だった。
もしかして上海旅行を経費で落とすために書いたのでは?なんて勘ぐるほど、駄作。

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