皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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10641. | RE:お詫びと訂正 mini 2014/08/11 09:56 [雑談/足跡] |
おっさんさんへ ペイパーバックオリジナルで出た一連のクイーン名義の諸作については、おっさんさんもよく御存知と思いますが、クイーンの名は名前ばかりでほとんどが名義貸しの代作と言われています その代作者の名前一覧は、私も又聞きのさらに又聞きみたいな感じで、正直私も自信が無かったので返信は保留にしてました、それとおっさんさんが多忙という話だったのでちょっと遠慮してしまいました(微笑) ペイパーバックの代作作品は未訳作も多いのですが、作家の顔触れからしておそらく本格派では無いであろう事は予想してましたが、ヘンリイ・ケインの代作作品が私立探偵小説ではなくクライムノベルらしいという情報は全く知りませんでした ケインは典型的なB級通俗ハードボイルド作家ですし、邦訳された長編もネット上の評価は芳しくありません、通俗色の強さは割り切って読むべき作家なのでしょう と言うか全てのB級通俗ハードボイルド作家・作品はそういう作風なのだと割り切って読むべきジャンルと思われます ただ短編を読んだ時の印象が面白かったので、時間の余裕が出来たら長編も読んでみようとかなとは思っています それでは時間的余裕生じましたら秋のおっさんさんの復活書評を楽しみにしております |
10634. | お詫びと訂正 おっさん 2014/08/08 13:33 [雑談/足跡] |
mini さんへ 掲示板の、当方の 10625 の書き込みのなかに、間違いがありました。 >マンフレッド・リー主導の一連の「エラリイ・クイーン」名義の作品に、ヘンリイ・ケインは関与していないはずです。 これがとんだ嘘。 F・M・ネヴィンズによると、一連のポケットブックス社のペーパーバックのうち、1963年の Kill as Directed の代作を、ヘンリイ・ケインがつとめたようです。 なので、 10624 の mini さんの記述のほうが正解です。 たいへん失礼いたしました <(_ _)> おっさん拝 追伸 問題の、エラリイ・クイーン名義の Kill as Directed は、本格ミステリでも私立探偵小説でもなく、ジェイムズ・M・ケインもどきのクライム・ストーリーのようで、ネヴィンズは「時間を無駄にするだけの凡庸な作品」と切り捨てています。 |
10625. | RE:「密室殺人傑作選」とヘンリイ・ケイン おっさん 2014/07/28 15:41 [雑談/足跡] |
mini さんへ 偉そうなことを書いたわりに、私はハードボイルド(とくに40年代の終わりから50年代にかけての、軽ハードボイルド)系の作品はあまり読んでおらず、じつを云うとヘンリイ・ケインも、名のみ知る――だったりします。 逆に mini さんから教えていただくことも多いと思いますので、面白いのがあったら、このサイトでどんどん宣伝してくださいw あ、ひとつだけ。 > またケインはクイーンのゴーストライトの経験も有るくらいだからか、 とありましたが、マンフレッド・リー主導の一連の「エラリイ・クイーン」名義の作品に、ヘンリイ・ケインは関与していないはずです。 おそらくこれは、リチャード・デミングかスティーヴン・マーロウあたりと、勘違いされたのではないでしょうか? 妄言多謝。 それでは、また秋口にでも(皆さんのご書評は、おりおりに読ませていただきますが・・・自身の投稿は、諸事情から、ちょっとその頃まで無理っぽいので )。 おっさん拝 |
10624. | 「密室殺人傑作選」とヘンリイ・ケイン mini 2014/07/28 09:55 [雑談/足跡] |
おっさんさんへ、御投稿有難うございます 「密室殺人傑作選」は私もよく出来たアンソロジーだと思います ただちょっと気になったのが、一見するとバランスが取れているようですが、メジャーなものとマイナーなものとが両極端な感じがするんですよね 個人的には特にメジャーでもなくマイナーでもない中間的な作家・作品に乏しい印象が有って、その辺を書評に込めてみました さて本題のヘンリイ・ケイン作品の削除の件ですが、全くおっさんさんの御指摘通りで長編という分量の問題で省かれたようですね 私は短編だと思い込んでいました、どうも私はこんな間が抜けているところが有るので、今後とも御指摘・御教授の程宜しく御願いします そうなると書評中でのその文章は意味を成さなくなるので該当箇所を削除しました ところで何故ヘンリイ・ケインを俎上に載せたのかと言うと、私はそもそも通俗ハードボイルドにアレルギーが無くて、以前に通俗ハードボイルドの代表的作家の1人リチャード・S・プラザーとヘンリイ・ケインの短編を読み比べる機会が有りました そこでプラザーの私立探偵シェル・スコットものよりもケインのピート・チェンバースものの方が面白いと思ったからでした またケインはクイーンのゴーストライトの経験も有るくらいだからか、謎解き面でもケインの方が優れている気がしました 私は通俗ハードボイルドというジャンル限定で言えば、ヘンリイ・ケインは過小評価されている作家だと思います 結局は密室アンソロジーの事よりも通俗ハードボイルドという分野とヘンリイ・ケインという作家を宣伝したかったという気持ちの表れだったのかも知れません(苦笑) |