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皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

掲示板

※掲示板は、基本的にネタバレ禁止です。ご注意下さい。

  
32199. 作品の追加   人並由真  2022/02/26 14:57  [新作作家/作品の追加]  


ジョン・ハートの「帰らざる故郷」を追加しました。


32198. RE:山沢晴雄の「砧自身の事件」を削除お願いします(ダブリになったので)   admin  2022/02/26 14:50  [管理人への要望/不具合報告]  


nukkamさん、こんにちは。
管理人です。

以下の2件、対応が完了しましたのでご確認下さい。
対応が遅くなりまして申し訳ありませんでした。


>山沢晴雄の「砧自身の事件」を削除お願いします。これは同人誌掲載作品を登録して投稿したのですが、このたび正式単行本が「ダミー・プロット」と改題されてして出版、サイト登録されましたので。私の感想は移動済みです。よろしくお願いいたします。

>ドナート・カッリージとドナード・カッリージがあって随分似た名前だなと思ってましたが、登録作品がどちらも「六人目の少女」で実は同じ作者でした。ドナートが正でドナードが誤です。ドナードの方にも感想が投稿されていますが何とか統合できないでしょうか?


32197. RE:紅茶を受皿で(ディクスン ・カー『連続自殺事件』の書評によせて)   クリスティ再読  2022/02/26 10:18  [雑談/足跡]  


弾十六さんに面白く感じていただけて、うれしいです。
私も手元に旧訳がなくて確認できなかったのですが、たぶんさらっと流して訳しているんでしょうね...どなたかご確認できる方お教えください。第8章の最後のほうです。

「フーフーやって」ならまさにお作法通り(苦笑)場面を想像するだに、かわいいじゃないですか。

海外作品ってこういう愉しみも、本当にありますね。

> [ 弾十六さんのコメント ]
> クリスティ再読さま おばんでした。
>
> まさかJDCの書評に小野二郎さんが登場するとは!
>
> 私もあの不思議な作法は頭の片隅にずっと居着いていて、ああそんなのがあるんだなあ、と思っていたので、もし翻訳にそういう箇所があったら絶対トリビアに載せてたハズ… なんですが、旧訳がどうなっていたのか確かめようにも、今のところ書庫のどっかに仕舞っていて見当たらず、です。多分、井上先生がsaucerをcupと誤読して「お茶を注いで」とかさらりと翻訳しちゃってるのでは?と疑っています…
>
> なお原文は
> Carefully, with ladylike daintiness which showed she knew her manners, Elspat poured tea into the saucer, blew on it, and drank.
> 新訳は blew on it (フーフーやって)を抜かしちゃっていますね。(Blow on it! 落ち着け! と間違えて「注意深く」と訳してるのかも)
>


32196. 紅茶を受皿で(ディクスン ・カー『連続自殺事件』の書評によせて)   弾十六  2022/02/25 22:04  [雑談/足跡]  


クリスティ再読さま おばんでした。

まさかJDCの書評に小野二郎さんが登場するとは!

私もあの不思議な作法は頭の片隅にずっと居着いていて、ああそんなのがあるんだなあ、と思っていたので、もし翻訳にそういう箇所があったら絶対トリビアに載せてたハズ… なんですが、旧訳がどうなっていたのか確かめようにも、今のところ書庫のどっかに仕舞っていて見当たらず、です。多分、井上先生がsaucerをcupと誤読して「お茶を注いで」とかさらりと翻訳しちゃってるのでは?と疑っています…

なお原文は
Carefully, with ladylike daintiness which showed she knew her manners, Elspat poured tea into the saucer, blew on it, and drank.
新訳は blew on it (フーフーやって)を抜かしちゃっていますね。(Blow on it! 落ち着け! と間違えて「注意深く」と訳してるのかも)

さて、せっかく、この作法を思い出させていただいたので、この機会にWebを徹底捜索しました。このマナーの起源を探してみよう、と思ったのです。(実は小野さんの『紅茶を受皿で』に書いてあるのかも。でも今回はWebだけで調査しました。)

探すと実際に受け皿から飲んでる絵や写真が結構見つかり、非常に興味深い。
面白かったのは、ノーベル賞受賞後の詩人タゴール(1916年ごろの話)が日本人たちとの会合で出された紅茶を受け皿で飲んだところ、周りの日本人たちが皆真似して飲み、ある一人が「どうしてタゴールさんはそういう飲み方をされるのですか?」と聞いたら、タゴールの方では「我々の伝統的マナーです。でも皆さんはどうして私の飲み方を真似されたのでしょう?」と不思議そうに聞く。「それは貴方が偉大だからですよ」実に日本人らしい行動ですね!

もちろん文献的にしっかりしたものは見つからず、Web上では色々な人が適当にいろいろな説を表明しています。

(説1)
・西洋人は猫舌なので皿で冷ます必要があった←英国紅茶の湯は熱ければ熱いほど良い、というのと明らかに反する説のように思うが…

(説2)
・昔はティーポットが高価だったので、カップに直接茶葉を入れ、上澄みを受け皿にそーっつと注いで飲んだ←お茶自体が高級品で裕福な階級が楽しんでいたのだから、茶漉し具やポットを用意できないはずはない。

(説3)
・陶磁器は高級品だったので、見せびらかしのため、二種類の容器を使って飲んだのだ←ならば現代のティーカップとソーサーのように使えば良く、注ぎ直す必要性はないよね。

などなど

諸説ある中で、多くの説は、元々はオランダ人が実施していた作法で、飲み方はカップ(当時は持ち手のないボウル)から皿(当時は現在のものより深め)に注いで飲み、わざわざ東洋風に音を立てて啜るのが通だった、という起源を採用していました。そうすると東インド会社が東洋からこの作法を持ち込んだのか?

そんな中、Quoraの「コーヒーや紅茶の受け皿の目的は何でしょうか?」という質問に対する、ミルクティ専門の喫茶店店主 戎居 照雄さんの回答にビビッと来ました。

「これ工夫茶じゃない?」

私も良く知らなかったのですが、工夫茶を調べてみると、中国明から清時代、福建省の発祥で、一旦ポットから注いで香りを楽しむだけの茶器(問香杯)と、そこからさらに注いで飲む専用の茶器(茶杯)の2種類の陶器を使って楽しむ茶の作法なのです。問香杯は縦に長め、茶杯は小さなボウル型で、飲むまでは香りを保つために問香杯に被せて使うようです。

オランダがお茶を輸入した一番最初は1610年。時代もドンピシャ。香りを楽しむ、という目的で2種類の容器を使うというのも理にかなっています。当時、中国でも最新のお茶の嗜み方を一生懸命真似している西洋人の姿も目に浮かぶ。

なんだかとてもスッキリしました…

(追記)
中国ではお茶は音を立ててすするのが良いとされているようだ。知りませんでした…
http://www.peoplechina.com.cn/zhuanti/2010-09/09/content_297226.htm
(逆に麺類ならば音を立ててすするのは日本人だけで、中国人や韓国人はしないという。)

(追追記)
以下、Webで拾った文章。QE2のスコットランド初訪問は1952なので、それ以降のエピソード。
“『アフタヌーン・ティーの楽しみ』の中で出口保夫先生は『エリザベス女王はスコットランドを訪問した際に、ティーカップからソーサーに移して召し上がった。それはお茶をいれてくれた老婦人がそのように飲んだから。ホステスに敬意を示すためでした。』と書いています。”


32195. 作品の追加   E-BANKER  2022/02/25 21:04  [新作作家/作品の追加]  


ジョン・ル・カレの「ナイロビの蜂」を追加しました。


32194. 作品の追加   HORNET  2022/02/23 23:35  [新作作家/作品の追加]  


知念実希人の「真夜中のマリオネット」を追加しました。


32193. 作品の追加   メルカトル  2022/02/23 21:54  [新作作家/作品の追加]  


ピエール・モリオンの「閉ざされた城の中で語る英吉利人」を追加しました。


32192. 作家の追加   メルカトル  2022/02/23 21:53  [新作作家/作品の追加]  


「ピエール・モリオン」を追加しました。


32191. 作品の追加   HORNET  2022/02/23 13:05  [新作作家/作品の追加]  


アンソロジー(出版社編)の「あなたの後ろにいるだれか 眠れぬ夜の八つの物語」を追加しました。


32190. 作品の追加   斎藤警部  2022/02/23 12:20  [新作作家/作品の追加]  


浅田次郎の「霧笛荘夜話」を追加しました。


32189. 作品の追加   測量ボ-イ  2022/02/23 11:00  [新作作家/作品の追加]  


斎藤栄の「花嫁川柳殺人事件」を追加しました。


32187. 作品の追加   まだ中学生(仮)  2022/02/22 22:07  [新作作家/作品の追加]  


大石大の「いつものBarで、失恋の謎解きを」を追加しました。


32186. 作家の追加   まだ中学生(仮)  2022/02/22 22:06  [新作作家/作品の追加]  


「大石大」を追加しました。


32185. 作品の追加     2022/02/22 20:56  [新作作家/作品の追加]  


マーシャ・マラーの「Eye of the Storm」を追加しました。


32165. 作品の追加   人並由真  2022/02/21 05:22  [新作作家/作品の追加]  


ギヨーム・ミュッソの「夜と少女」を追加しました。


32164. 作品の追加   sophia  2022/02/20 20:32  [新作作家/作品の追加]  


逢坂冬馬の「同志少女よ、敵を撃て」を追加しました。


32163. 作家の追加   sophia  2022/02/20 20:28  [新作作家/作品の追加]  


「逢坂冬馬」を追加しました。


32162. 作品の追加   クリスティ再読  2022/02/20 16:23  [新作作家/作品の追加]  


ジョルジュ・シムノンの「ビセートルの環」を追加しました。


32161. 作品の追加   nukkam  2022/02/20 02:50  [新作作家/作品の追加]  


紀和鏡の「薪能殺人舞台」を追加しました。


32160. 作家の追加   nukkam  2022/02/19 21:57  [新作作家/作品の追加]  


「紀和鏡」を追加しました。




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