皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
なおゆうさん |
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平均点: 6.76点 | 書評数: 25件 |
No.18 | 7点 | 天に昇った男- 島田荘司 | 2003/11/23 15:11 |
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冒頭の拘置所・処刑場での場面は本当に怖かった。が、・・・・・ラストで完全に裏切られた。あれはないよね・・・・・。 |
No.17 | 7点 | 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 | 2003/09/29 21:05 |
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「数字錠」トリック等より情緒先行という感じ。好みが分かれるところ。 「失踪する死者」いかにも島田荘司らしいトリック。 「紫電会研究保存会」ホームズを意識した?懐かしい雰囲気です。 「ギリシャの犬」依頼、暗号、決戦、大団円、と、基本がうまくまとまっているという印象。ものすごく驚く展開はないが、安心して読める一編。 |
No.16 | 10点 | 奇想、天を動かす- 島田荘司 | 2003/09/21 01:35 |
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いわゆる社会派のところもダレずにグイグイ読めた。まさにこの頃の島田荘司は脂が乗ってたんだなあと、最近再読して実感した。 |
No.15 | 9点 | 毒を売る女- 島田荘司 | 2003/09/21 01:24 |
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「毒を売る女」
ちょっと昔の良質の一時間ものドラマ、または切れのあるショートショート、といった小作品集。これらは、島田荘司の初期の作品群なんでしょうか、どれもみずみずしく、創作の勢いに乗っているという印象です。 |
No.14 | 5点 | 踊る手なが猿- 島田荘司 | 2003/05/26 11:03 |
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短編集。どれも先が見えて、期待していたどんでん返しもなく、島田作品としては物足りない。 |
No.13 | 7点 | 御手洗潔のダンス- 島田荘司 | 2003/05/25 00:53 |
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中短編三作品は楽しめた。しかし、最後の「近況報告」はいかがなものか?同人誌への寄稿や、「季刊島田荘司」に載っているのならまだ分かるが・・・。 |
No.12 | 8点 | 死者が飲む水- 島田荘司 | 2003/05/11 11:01 |
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牛越刑事の地味〜な捜査ぶりが、退屈さを感じさせるどころか、読後妙に好印象として残るから不思議。奇抜すぎるトリックも、意外な真犯人像もないけれど、静かな良質の社会派推理小説を読んだという感じです。 |
No.11 | 9点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2003/03/23 16:47 |
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初読の衝撃が忘れられません。しかし、今読み返してみると、御手洗、若いですな(雰囲気が、何となく)。 |
No.10 | 9点 | 異邦の騎士- 島田荘司 | 2003/03/07 00:45 |
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初読の12年前は、この作品の若さと情熱のエネルギーにただ圧倒されたのを覚えています。再読した今も、細部で気になるところはあるが(例えば「鏡」)、それを補って余りあるほどのみずみずしさがあふれている作品です。 |
No.9 | 6点 | 吉敷竹史の肖像- 島田荘司 | 2003/01/14 23:24 |
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この本のメインの中篇「光る鶴」は、あの状況で犯人が赤ちゃんを外に連れ出した心理が最後まで納得いかず、その点が私的にはマイナスポイント。以外に面白かったのは、「事件史年表」。吉敷シリーズをすべて読み直したい衝動に一瞬かられた。それにしても、対談やエッセイがない、純粋に小説だけの本が読みたいなあ。 |
No.8 | 7点 | 切り裂きジャック・百年の孤独- 島田荘司 | 2002/10/13 22:56 |
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ロンドンの切り裂きジャックについての推理はなかなか説得力があって面白く読めた。思うに切り裂きジャックの事件そのものに、謎の霧が100年分堆積しているので、推理マニアはある種の憧憬の念から、ある程度重みがあって必然性のある推論なら、ああなるほどそれもありかもと思わせてしまう何かがある。 それに対してベルリンの方は、100年前の明かりがほとんどないイーストエンドじゃないんだし、警察も厳重取締りしてるしで、二晩連続路上殺人って、少々無理があるのでは。と思ったので、3点引いてしまいました。 |
No.7 | 6点 | 漱石と倫敦ミイラ殺人事件- 島田荘司 | 2002/10/11 22:56 |
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作品の形式、文体、キャラなどなど、楽しんで読めたが、トリックが小粒な点が物足りなかった。 |
No.6 | 7点 | ロシア幽霊軍艦事件- 島田荘司 | 2002/10/03 23:48 |
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「季刊島田荘司」で改定前の稿を読んでいたからか、エピローグは不要のように思えた。妙に恋愛系に走りすぎていて、どうも・・・。 それに、倉持とアナのエピソードを具体化することにより、歴史の謎が謎でなくなってしまう(勿論、この本の中でのことだけど)。御手洗の推理は納得がいくけど、確定ではない、それが歴史だから、という曖昧な余韻が欲しかった。 |
No.5 | 9点 | 暗闇坂の人喰いの木- 島田荘司 | 2002/10/02 20:49 |
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あの怖さの中にあっては、トリックの偶然性など気にならない。むしろ、偶然だからこそ怖いという感じ。そう思ってしまうくらいの筆力を感じてしまいました。 |
No.4 | 2点 | パロサイ・ホテル 御手洗パロディサイト事件- 島田荘司 | 2002/10/01 00:40 |
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島田先生が公式HPにこの上下巻の本を出版したいきさつについて色々書いていたけれど、いかなる理由があるにせよ、著書名を島田荘司として出版した以上、この形式は裏切り行為だった。少なくとも私は、「素人、セミプロ、もしくはプロが書いた、質の高いとされる(?)御手洗もの(辛口で言えば、「御手洗」という名で呼ばれる人物が出る小説」ではなく、「島田荘司の小説」が読みたかった、たとえ短編でも。 |
No.3 | 6点 | 龍臥亭事件- 島田荘司 | 2002/09/30 23:49 |
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個人的に津山30人殺しの章が面白く思ったので、、島田先生がが参考文献として掲げている「津山30人殺し」という本を、島田先生がどの程度参照していたのかなと思って読んでみたら・・・・びっくりした。引用多すぎ。これはまずいですよ、島田先生、と、ファンの私ですら思ったくらい。 御手洗もの(石岡もの)の新作に飢えていた時に読んだので、嬉しさのあまり甘めの「6」。 |
No.2 | 3点 | ハリウッド・サーティフィケイト- 島田荘司 | 2002/09/30 23:39 |
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怖かった。 女性が読むには、非常にツライ本。 購入して読んだが、再読する気になれず。 |
No.1 | 6点 | 魔神の遊戯- 島田荘司 | 2002/09/30 23:37 |
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うーん・・・トリック的にはありがち、というか、ヨメてしまったかな。犯行過程に穴がありすぎて、納得いかない感じ。中盤、遺体の一部が見つかっていく過程で「セルラーフォンが鳴った」という一文が反復されるのも、何だか陳腐。 事件以外の小サイドストーリーが面白かったのと、御手洗書下ろしということで、ちょっと甘めの「6」。 |