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Tetchyさん
平均点: 6.73点 書評数: 1601件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.9 8点 このミステリーがすごい! 傑作選 - 事典・ガイド 2010/09/14 00:34
「傑作選」と銘打ちながらも、内容は「覆面座談会集」に過ぎなかったことは残念。
それなのに8点を与えたのは、やっぱりそれでも面白かったから。
作者・出版社が丹精に仕上げた作品群を捏ね繰り回して、時には一笑に附すような傲慢さ、不遜さが顕著だが、それはそれ、人間の心の深い部分で誰しもが持っている負の部分をストレートに表現しているという点で、評価できるし、羨望すら感じる。

No.8 7点 東西ミステリーベスト100- 事典・ガイド 2010/09/09 21:43
こうさんに云われるまで気付かなかったが、確かに新本格以前の、しかも東野圭吾登場以前のミステリシーンで、何がベスト100だったのかを知るのに貴重な1冊。
個人的には新本格を読んだ以後に手に取ったため、掲載されている作品に古さを感じたことが先に立ったので、この評価になってしまうが、今埋もれつつ名作を知る上でもずっと手元においていたい1冊。

No.7 4点 ミステリー&エンターテインメント700- 事典・ガイド 2010/09/07 21:49
非常に薄味なガイドブック。作品に対する“愛”が感じられないなあ。その後創元推理誌上で増補されていたが、何の意味があるのやら。

No.6 9点 ミステリ・ベスト201- 事典・ガイド 2010/08/17 21:29
1ページにぎっしり書かれた内容の濃い書評にまだ見ぬ傑作に思いを馳せたのがこの1冊。瀬戸川氏、池上氏を筆頭に現在斯界を代表する書評家が存分に愛情を持って語るその内容は今なお色褪せない。
さすがに今では手に入らない本も多くなったが、これも未だに読み返している1冊。

No.5 10点 ミステリ・ハンドブック- 事典・ガイド 2010/08/16 17:52
これが刊行された当時、世には今のようにミステリガイドブックがほとんど出ていなかった。したがってこの本は世のミステリファンの眼を開く一冊となった。
時の書評家たちを中心にアンケートを取り、オールタイムベストミステリを選出し、さらに各ジャンルに分かれて各書評家がエッセイを書くという、まさに現在の定型を作ったのではないか。手探り状態でミステリを読んでいた私にとってまさにバイブルのようなガイドブック。未だに手元に置いてある。

No.4 5点 海外ミステリ探偵ベスト100- 事典・ガイド 2010/08/09 21:27
仁賀克雄氏の海外ミステリガイドブックシリーズ3弾で、これが最終巻かな。
探偵でくくるというのは正直ガイドブックとしては有用性がない。実際これを参考にして本を買ったことがない。
また取り上げられている探偵も100人だけだから結構省かれているのも多く、帯に短し襷に流しといったところか。

No.3 8点 現代海外ミステリ・ベスト100- 事典・ガイド 2010/08/05 21:27
まだミステリ初心者だった頃に読んだ本書は非常に参考になった。
今読むと文庫の版型で上下二段組に見開き2ページで1作を紹介している内容は実に消化不足で食指をそそられないところがあるが、当時はこれだけで読書欲の渇望感が満たされたものだ。
刊行当時に最新刊として刊行された海外ミステリが俎上に載っており、今では絶版のものの多いが、今でも貴重な資料の1つとして座右に置いている。

No.2 1点 世界の名探偵50人- 事典・ガイド 2010/08/03 21:07
こうさん、江森さんに激しく同意!
全ミステリファンにとって後々トラウマとなって残るであろう反則本です。
こうさんのおっしゃるとおり、古本屋でこの藤原宰太郎の名を冠したガイドブックを目にしたら、その興味を誘うような題名に騙されて決して手にとってはいけない!
ミステリ初心者にとって読書の足がかりとなるガイドブックだがこれを読むことで歴史に残る名作のほとんどがネタバレされているという凶器本。
実際A辻氏は子どもの頃この人の本を読んだことが最大の災厄だったといったようなコメントを残している。
私もこれで記憶に残ったトリック・犯人は数知れず、クリスティのアレとかカーの『爬虫類館の殺人』とか大人になった今でも覚えてしまっている。
とにかく最低の本だ。絶版していることを寿ぎたい。

No.1 8点 海外ミステリ・ジャンルベスト100- 事典・ガイド 2010/07/21 22:51
私がミステリの門戸を開いたばかりに読んだガイドブックの1つ。
今読むと非常にオーソドックスな内容で可もなく不可もなくといった内容だが、当時はどれもこれもが魅力的でまだ見ぬミステリの世界に狂喜したものだ。

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