皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
shige-teeさん |
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平均点: 7.22点 | 書評数: 36件 |
No.5 | 5点 | 探偵ガリレオ- 東野圭吾 | 2007/11/13 19:06 |
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物理トリックをメインに使った理系ミステリーなのですが、正直な印象として読んだ時はあまりピンときませんでした。というのも登場人物のキャラクターが頭の中でイメージできずトリックのみしか印象に残らなかった為だと思います。現在ドラマ化されており、主人公の福山雅治演じる湯川学を見てやっと人物像のイメージが固まり、作風がやっとわかりました。東野さん本人も文藝春秋のホームページの自著を語る(容疑者Xの献身)においてどうしても短編だと人物像まで描くことが難しいとおっしゃっており、その短所が顕れた作品といえると思います。正直映像のほうがイメージしやすく楽しめました。
逆に長編の容疑者Xの献身はそのあたりに力を入れられているようで、まだ未読なのですが近いうちに是非読んでみたいと思います。 |
No.4 | 9点 | 白夜行- 東野圭吾 | 2007/09/02 06:05 |
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率直な感想はこれだけ長い作品をよく書いたな、というもの。子供時代から青年時代までとにかく時間経過を細かく刻みながら書いているのですが無駄なく綺麗にまとまった印象です。第三者からの視点でのみ描くという作風もよかったのではないでしょうか。作中で二人の不気味さ神秘さがよく現れていたと思います。最後に近づくにつれ、二人の背負ってしまったものが明らかになるにつれてその不気味さや神秘さが悲しさに変わっていく筆力が秀逸であったと思います。 |
No.3 | 8点 | 手紙- 東野圭吾 | 2007/05/26 19:02 |
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『手紙』
どこかの書評であまり良くなかったのだが、実際読んでみたら十分に読み応えがありました。主人公が様々な差別を受けながら自分の生き方を模索していく様や最終的な結論に至るまでの過程がよく描けていたと思います。そして最終的に主人公がたどり着いた結論も良かったと思うし社会に対してのメッセージ性も良かったと思います。東野さんが作中にこめる社会へのメッセージは良く感心させられるがこの作品にも感心させられました。 |
No.2 | 8点 | ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 | 2002/12/16 15:54 |
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設定が面白いと思います。 最初の緊張感のなさから 徐々に切迫していくという流れが 良かったと思います。 最後の終わり方も良かったのでは、 三人の今後が気になりますが。 |
No.1 | 9点 | 悪意- 東野圭吾 | 2002/12/16 14:42 |
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うまいです。 はなしの流れもおもしろいですが、 あのさりげないトリックにまいりました。 芸術的なループシュートを決められた感じです。 |