皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
shige-teeさん |
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平均点: 7.22点 | 書評数: 36件 |
No.5 | 7点 | 夏の夜会- 西澤保彦 | 2007/08/31 13:28 |
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過去の記憶を題材とした作品。基本的には何人かで議論しながら進めていくのですが、昔の曖昧な記憶を頼りに進むので匠千暁シリーズのように論理的に事は進まず、また記憶のあやふやさもあって事実(と仮定していたもの)が二転三転するので読んでてもどかしいです。ただ話の中の記憶の曖昧さの描き方が、自分の感じている子供時代の記憶の朧げさとうまく共鳴しあったのでノスタルジックな感覚に浸れました。過去の記憶というものをうまく描けていると思います。 |
No.4 | 8点 | 彼女が死んだ夜- 西澤保彦 | 2003/08/31 15:07 |
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軽いタッチと重い真相は相変わらず。この作品の印象としては、最後の一ひねりはいらないかなと言った印象。なんか妙に造られた感じがでてしまいました。その前までで十分しっかりしたストーリーだったのでは?(某女性の証言の扱いが難しくなってしまいますが) この作品はとびきりの後味の悪さ。かなり参りましたが読み応えは十分にありました。 |
No.3 | 8点 | 仔羊たちの聖夜- 西澤保彦 | 2003/08/09 01:52 |
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真相もしっかりしていて、読後感は少々良くありませんでしたが十分面白い作品でした。 西澤氏の匠千暁シリーズは採点者も少なくあまり読まれていないようですがよくできていると思います。個人的にはお勧めです。 |
No.2 | 7点 | スコッチ・ゲーム- 西澤保彦 | 2003/03/20 14:35 |
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匠千暁シリーズですが、タカチが主人公なので全体的にクールに仕上がっています。 人物の行った行為に対する理由付けがやっぱり少しこじつけっぽいところがありますが。まぁありかなといった印象です。 骨組みがしっかりした作品ですっきり読めました。 |
No.1 | 8点 | 殺意の集う夜- 西澤保彦 | 2003/03/20 14:25 |
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あいかわらず軽いタッチで読みやすいですが、結構ネタがダークなので面食らいました。 ほんとかよって感じの展開ですが、まぁ面白いです。 作品の要になるネタも、結構ヒントが多かったので気づいてしまいました。何も考えずに読んだほうがいいとおもいます。 再読してみたら、かなり強引ですね。怒る人いるのかも。ついでに集ってるのも殺意でいいのかな…少しタイトルに違和感。 |