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谷山さん
平均点: 5.83点 書評数: 46件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.4 7点 遠まわりする雛- 米澤穂信 2014/10/07 08:55
過去3作のように文化祭が関わってこないので、部誌作りという目的がなくなりますます古典部が何の活動をしてる部活なのかよく分からないことにw 
ミステリ的にはちょっとしたホラー要素と後味の悪さとが印象的な「正体見たり」が、話としては「手作りチョコレート事件」が好みでした。
個人的にはホータローと千反田の恋愛よりも4人で活動する話の方が見てて楽しいです。

No.3 7点 クドリャフカの順番- 米澤穂信 2014/09/24 07:42
読み物としては非常に楽しいのですが、ミステリとしてはちょっと小粒な印象ですね。前2作のように250ページいかないくらいの分量ならともかく、400ページ近い分量でしかも派手な事件が起きない日常の謎系ですからあと一つくらい事件があっても良かったと思います。

とはいえ、それはミステリとして読めばの話であり、お料理対決などの文化祭の描写に全く退屈することなく一気に読めてしまったので、作品としては充分楽しめました。今回データベースの里志君がホータローに芽生えた(前からあったのかも知れないですが)、嫉妬心がこれからどうなるのか、続刊が気になるところです。

No.2 6点 愚者のエンドロール- 米澤穂信 2014/09/19 05:33
確かに前作よりもミステリ色は強くなりましたが、個人的には古典部全員で謎を解いた前作の方が好みかな。
ホータローの推理が外れたとは言え、真相のネタで映画を撮ってたら面白くなったかというとそんなことは無いと思う。というか、もし最初から真相を推理できてたら映画完成しなかったんじゃと思うと今ひとつ魅力的な謎でもないと思うし。

No.1 7点 氷菓- 米澤穂信 2014/09/15 11:54
アニメの方は未見ですが、古典部というよく分からない部活が舞台ということで、いかにも京アニでアニメ化されるような作品だなと思いながら読みました。

中盤以降問題となる33年前の事件と氷菓という文集名の謎に関しては短くまとまってることもあって読みやすく、非常に納得のできるものでした。それにしても「日常の謎」って殺人事件が起こらない分精神に来るえげつない事件が多いような気がするのですが、今回の真相もそんな感じでした。

まあ舞台となる学校やキャラ達も親しみやすく、この後続刊を読むのが楽しみです。

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谷山さん
ひとこと
好きな作家
横溝正史、島田荘司
採点傾向
平均点: 5.83点   採点数: 46件
採点の多い作家(TOP10)
横溝正史(11)
島田荘司(6)
内田康夫(5)
米澤穂信(4)
東野圭吾(3)
我孫子武丸(2)
松本清張(2)
西村京太郎(2)