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谷山さん
平均点: 5.83点 書評数: 46件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.6 7点 北の夕鶴2/3の殺人- 島田荘司 2014/10/01 02:51
吉敷の通子への思いの前では正直トリックとかどうでも良くなりました。だからこそこういうインパクトのあるトリックになったのかも知れないな。
それにしてもタイトルにある2/3って何の数字だろう。犯人一味の生き残り数だろうか。

No.5 8点 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁- 島田荘司 2014/09/21 07:17
トラベル・ミステリというよりは、横溝正史ばりの顔のない死体ものとして読みました。まああのトリックで誰かと入れ替わるのはあの時代だからできるのであって、この作品でも早々に科学捜査で死体は千鶴子のものに間違いないと断言されてしまってます。しかし、なんと目次の最終章のタイトルが「千鶴子は生きている」ではないですか。これはネタバレでなんらかのトリックを使えば入れ替わることが可能なのか?それとも… という所まで多分計算してたんだろうな島田さん。

トラベル・ミステリとしてのトリックは確かによくある平凡なものでしたが、この作品のメインはそこじゃないと思ってたのであまり気になりませんでした。たまたま時刻表トリックもトリックの一つとして使われただけの、魅力的な本格推理作品だったという読後感でした。

No.4 8点 灰の迷宮- 島田荘司 2014/09/07 21:15
冒頭の事件の謎に引き込まれ、魅力的な人物も登場し、充分楽しめました。個人的には茂野恵美もそうですが、佐々木氏の奥さんの強さにかなり惹かれるものがありました。

何人か死人が出ますが、明確に殺人事件と呼べるのが一件しかなく、しかもそれは作中でメインの事件ではないこともあって、「犯人当て」要素があまりないこと、重要人物2人が既に亡くなっているので人間ドラマがイマイチ盛り上がらないことなどが多分このサイトで点数が低い理由の一部かも。

No.3 6点 高山殺人行1/2の女- 島田荘司 2014/08/29 05:28
確かに真相は分かりやすかったですが、サスペンスものとしては充分楽しめました。
ただ結構強引な部分も多く、特に個人的にこの作品内で一番の謎だった「20分間ずっと信号が赤」の謎が解けてないところが不満でした。ちゃんと時計を見て20分って言ってるから「20分にも感じるくらい長く感じた」て訳じゃないしなあ。

No.2 4点 殺人ダイヤルを捜せ- 島田荘司 2014/08/20 00:04
電話のトリックに時代を感じます。当時知らなかった電話トリビアも読めますが今これを知って何か役立つことがあるのかどうかw

犯人はすぐ分かるし、ヒロインに全く共感できなかったこともあって正直読んでて楽しくありませんでした。

No.1 6点 確率2/2の死- 島田荘司 2014/08/19 23:54
吉敷シリーズは初読です。
野球賭博はなんとなく読めましたが、それに冒頭の誘拐未遂がどう関わるのか最後まで読めませんでした。嫁さん以外には見えない白い車の謎も気になりましたし。誘拐の謎の方はともかく、白い車の方はなるほどという感じでした。

それにしても、自分らの訪問の結果、事故死と流産あわせて3人も死んだというのにこの吉敷刑事とその相棒ちょっとドライすぎませんかね。まあそんなこと言ってたら刑事なんてできないのかも知れませんが。

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谷山さん
ひとこと
好きな作家
横溝正史、島田荘司
採点傾向
平均点: 5.83点   採点数: 46件
採点の多い作家(TOP10)
横溝正史(11)
島田荘司(6)
内田康夫(5)
米澤穂信(4)
東野圭吾(3)
我孫子武丸(2)
松本清張(2)
西村京太郎(2)