皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
TON2さん |
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平均点: 5.65点 | 書評数: 330件 |
No.8 | 3点 | 宇宙神の不思議- 二階堂黎人 | 2013/02/13 18:53 |
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角川文庫
UFO、宇宙人による誘拐、怪しげな新興宗教団体とくれば大好きなものばかりで期待しましたが、結末はありきたりで、驚くようなトリックも論理の飛躍もありませんでした。 登場人物のキャラ萌えを狙っているようですが、その面も今一つ入り込めませんでした。 いかんせん700ページ超は長すぎる。200ページは削れます。 |
No.7 | 7点 | 悪霊の館- 二階堂黎人 | 2013/01/15 18:54 |
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講談社文庫
二階堂蘭子シリーズ長編4作目。 密室、双子、名門一族の相続財産をめぐる惨劇など、ミステリーのツボがおさえられています。 また、魔女伝説の部分はオカルトで、カーの作品を連想させます。 |
No.6 | 2点 | 地獄の奇術師- 二階堂黎人 | 2013/01/15 18:16 |
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講談社NOVELS
二階堂蘭子初登場作品。 乱歩の雰囲気をまねているようですが、ちゃちさが抜けていません。だいたい昭和40年代の話とはいえ、ABO式の血液型で実の親子ではないと探偵が指摘するまで、警察が気づかないというのはあり得ません。 |
No.5 | 4点 | 悪魔のラビリンス- 二階堂黎人 | 2012/12/19 20:26 |
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講談社NOVELS
「寝台特急あさかぜの神秘」「ガラスの家の秘密」「解けゆく謎、深まる謎」の3編。 魔術王事件の始まりで、魔王ラビリンスと名乗る怪盗兼殺人鬼が登場します。 大時代的で、乱歩の世界のようですが、飽きました。 |
No.4 | 5点 | 魔術王事件- 二階堂黎人 | 2012/12/19 20:22 |
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講談社NOVELS
昭和40年代なかばを舞台とする二階堂蘭子シリーズ。 劇場型犯罪で、犯罪目的そのものよりも、世間への周知が優先しているのはないかと思いました。自分の手下であろうと恋人(?)であろうと、必要がなくなれば容赦なく殺します。 乱歩の極彩色の世界と、ルパンの自意識過剰の世界を足して2で割ったような作品です。 |
No.3 | 3点 | 諏訪湖マジック- 二階堂黎人 | 2012/12/11 21:10 |
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徳間NOVELS
事件の舞台が、土地勘のある大宮と諏訪湖ということで読んでみました。 時刻表のアリバイトリックは確かに新機軸でしょうが、新鮮とは感じませんでした。 マンガチックな水乃サトルには魅力を感じました。 |
No.2 | 6点 | 聖アウスラ修道院の惨劇- 二階堂黎人 | 2012/12/10 18:12 |
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講談社文庫
昭和40年代後半、長野県の野尻湖畔にある聖アウスラ修道院で起こったヨハネ黙示録に見立てた殺人事件を、二階堂蘭子が謎解きます。 扱っている宗教的問題は、面白く感じました。 二階堂蘭子は、真相にたどり着いていながら、確信するまで口外しないため、奇矯な行動をとることになります。どうもこういう超人的探偵にはなじめません。 |
No.1 | 8点 | 人狼城の恐怖- 二階堂黎人 | 2012/12/10 17:56 |
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講談社NOVELS
実に長い物語で、読み終えた自分にごほうびで+1です。 ドイツとフランス国境にある城が舞台ですが、ナチスの思想がらみとなると、やはり日本では展開できないのでしょうね。 名探偵二階堂蘭子は二十歳の女子大生ですが、あまりに論理的かつストイックで、非人間的で魅力が薄いと感じてしまいました。 |