皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
kenvsraou7さん |
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平均点: 6.62点 | 書評数: 21件 |
No.9 | 6点 | ダイイング・アイ- 東野圭吾 | 2013/03/23 14:35 |
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ストーリー展開の速さはピカイチ。
東野ワールド全開。 今回はエロティック・サスペンス。 要所要所でエロ満載でこれが飽きを遅らせる手段になってる。 ラストでは、東野お得意の科学と文芸の融合というか そんな近未来的な衝撃で幕を閉じることになる。 東野さんのこんな屁理屈っぽいとこ好きだな。 |
No.8 | 7点 | 白銀ジャック- 東野圭吾 | 2011/03/30 22:18 |
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ゲレンデでの爆破事件を取り扱っているだけあって
スピード感がある作品。 ミステリとしてはいまいちであるが 映画化されてもおかしくないくらいの エンターテイメント作品である。 こういう作品も書くのかと少しびっくりはした。 こってりとした小説を読みまくる中で こうゆうさわやかな感じの作品を読むのもいいものだ。 |
No.7 | 5点 | 分身- 東野圭吾 | 2011/03/21 12:26 |
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科学の暴走をテーマにしたなかなかスリルのある作品。
ただ、どことなく学園ものの延長のような雰囲気がある のは御愛嬌。 女の子にはなんとなく受けそうな感じがした。 自分としてはもっとアグレッシブな内容を期待したのだが。 しかし、東野さんはいろんな分野に挑戦されていて どういう頭の構造をしているのだろうと思わされる。 いい勉強になりました。 |
No.6 | 4点 | 美しき凶器- 東野圭吾 | 2011/03/21 12:20 |
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日本版ターミネーターかと最初は思った。
東野作品ではないのではないかと思うくらい序盤の展開は きつかった。眠いという意味で。 後半は徐々に東野イズムがチラッと現れてくるのだが 全体的にはいまいちだろうか。 この“美しき凶器”とは”女のしたたかさ”と置き換えることが できようかと思った。 本当に怖いのは殺し屋ではなく それを操ったり、利用している奴なのだと。 ちなみにこのタランチュラこと女ターミネーターは いったいのどこから来たの? なぜご主人さまのために殺すの? と思いつつ物語はTHE END。 |
No.5 | 9点 | 悪意- 東野圭吾 | 2011/03/06 23:33 |
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悪意というタイトルから
何やらギタギタとしたものを想像したのだが 物語はレポート形式で淡々と進んでいく。 びっくりしたのは半分くらいで急に事件は終息を迎えること。 これからがおもしろい。 加賀刑事の独特の推理力、洞察力が本領発揮されだす。 それもレポート形式で進んでいく。 この斬新な文章表現が読者をどんどん引き込んでいく。 犯人の動機捜しに全てをかけたというこの東野圭吾の 意気込みがすごい。 小説って改めておもしろいって思った。 |
No.4 | 7点 | 手紙- 東野圭吾 | 2011/03/06 23:26 |
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殺人事件を起こした犯人とその家族の物語が非常にせつなく
鎖のように切れない兄弟の絆が痛々しくもある。 全編通じてこの社会に追いやられる犯人の弟の悲劇が 描かれ非情な決断をすることの意味を問われる。 しかし、人間は心の中をシュレッダーのように寸断することは できない生き物。 ラストはごく小さな安ど感につつまれる。 東野作品中でも傑作のひとつ。 |
No.3 | 10点 | さまよう刃- 東野圭吾 | 2011/03/06 23:16 |
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ミステリよりではないのですが
私の中ではこの作品がものすごく印象的だったので。 作品のテンポや迫力はさることながら 娘を殺された父親が犯人たちを追い詰めていく姿には 共感を抱き心が燃えるように読ませていただいた。 そして小説というものが 人の心の中にある激情を揺さぶられるとは思いもせず感動した。 こういう作品にこれからも出会いたい。 |
No.2 | 5点 | レイクサイド- 東野圭吾 | 2011/03/06 23:07 |
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トリックはほんと初歩的だし、ストーリーの重さも
あまり感じず無難な結果。 ただ親というのは子供の罪をも隠してしまうほどに 馬鹿なのだと痛感させられているのは情けなくも感じる。 東野作品にしては独特のせつなさがないように感じる。 |
No.1 | 9点 | むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 | 2011/03/06 22:57 |
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登場人物は二人だけ。
あとは過去の書物や憶測でどんどん話が進んでいくので ストーリーはすごく理解しやすい。 人のいない屋敷の中は不気味な雰囲気でホラーチックでは あるがそこがいいのかも。 ラストのせつない感じが東野作品の真骨頂であろう。 |