皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
monyaさん |
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平均点: 7.61点 | 書評数: 28件 |
No.6 | 6点 | 犯罪カレンダー (7月~12月)- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 23:18 |
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1月~6月よりこちらの方がミステリとして良いかも。
どっちにしても私は大好きだ。 裏組織から怪盗まで、短い話の中でクイーンが走り回る 時々往年の推理の冴えをのぞかせるのも良し クイーンが好きなら買って損は無いでしょう |
No.5 | 5点 | 犯罪カレンダー (1月~6月)- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 23:16 |
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私的には大好きな短編集である。
アホみたいな言葉遊びが溢れているのは何処か微笑ましく、楽しく読める。 クイーンもまだまだ若い時期で、デューセンバーグを乗りこなし何処までも、といった具合だ。 個人的に好きなのは4月。 4月にしかできないネタで、茶目っけに溢れている 点数はまあ、本格ミステリとしての評価なら……という感じ |
No.4 | 9点 | 中途の家- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 23:12 |
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私的には国名シリーズにも劣らない素晴らしい出来の作品だと思う(というより、日本樫鳥を国名にいれるならこちらの方を国名に入れるべきだろう)
論理は流石クイーン!と叫びたくなるくらい冴えわたっている どうでもいいが私はマッチのロジックについて「あっ!」と言わされてしまった 自分の注意力と思考力の弱さにあきれたものである。 |
No.3 | 10点 | オランダ靴の秘密- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 23:09 |
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これぞパズル推理小説の完成形!
犯人が意外じゃないとかストーリーに起伏が無いとかいうコメントはこの作品に関しては的外れというべきだろう! 読者への挑戦の手前で立ち止まり、犯人は誰かを考える。 ヒントをつなぎあわせていけば、必ずや犯人に辿り着く ただ、そこに辿り着く論理の橋は中々作れない。 言葉にすれば簡単だが、そう簡単にはいかないのはこの後に生まれた推理小説達を読めば分かるだろう。 クイーンはそれをやってのけた! 今の時代になっても全く古びてない論理の美しさ! これを読まないで推理小説好きは語ってはいけない! |
No.2 | 8点 | シャム双子の秘密- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 23:02 |
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私的には国名シリーズの中でベスト3を争うぐらい好きな作品。
なにせ、面白い。 クイーンの国名シリーズはストーリーとしては退屈なことが多い。それは「読者への挑戦」や「数学的な推理」の比喩に現れているように、クイーンの真摯な姿勢の表れだから悪いとは言わない。だがとっつきにくいのは事実だと思う。 それに対し、このシャムは違う 発端からラストまでハラハラドキドキさせてくれる。おどろおどろしい雰囲気、クローズドサークルのスリル(まあクイーン親子は生き残るに決まってんじゃんと冷めた目で見る人もいるだろうが)! それだけじゃなく、クイーンの論理もきっちり決まっている。 必読の一冊だろう |
No.1 | 5点 | 最後の一撃- エラリイ・クイーン | 2010/10/11 22:57 |
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途中まではかなり期待を抱かせてくれる作品。
鮮烈なイメージを残す発端の事故、幾つも散りばめられた謎、若きクイーンの姿、ちょくちょく登場するクイーン警視とヴェリー部長刑事! しかし、最後の解決編がどうにも物足りない 専門的な知識が必要な為フェアじゃないだけではなく、論理のアクロバットもあまり無い 題名にもなっている最後の一撃も物足りない それでも最後まで夢中に読ませてくれるのはクイーン一流のプロットか |