皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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kanamoriさん |
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| 平均点: 5.88点 | 書評数: 2475件 |
| No.1615 | 6点 | サイロの死体- ロナルド・A・ノックス | 2011/10/22 17:16 |
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| マイルズ・ブリードン夫妻が登場するシリーズの3作目。
探偵役が保険会社の調査員というのは(当時としては)新しいと思いますが、ミステリのスタイルとしてはお屋敷もののガチガチのクラシック・ミステリです。 邸内に建つサイロ(牛などの食糧を収納する塔型貯蔵庫)内で死体で発見された招待客の事件は、途中の展開がやや平板で中だるみ感がありますが、手掛かり索引まで用意された終盤のブリードンの解法は意外とロジカルで、皮肉が効いた真相も面白い。「陸橋殺人事件」を読んだ時の悪印象が若干緩和されました(笑)。 |
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| No.1614 | 6点 | 名探偵は密航中- 若竹七海 | 2011/10/21 19:14 |
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| 時代は昭和5年、舞台は横浜から英国に向かう豪華客船上。ノスタルジー漂うホンワカした雰囲気の中で次々と事件が起こるオムニバス形式の連作ミステリです。
作品ごとに主人公が入れ替り、男爵家ご令嬢、英国夫人の飼猫、いたずら小僧など魅力的なキャラクターが小気味いいストーリーを盛りたてています。作者持ち味の毒気も控えめなので後味も悪くない。 生化学博士が幽霊談義に合理的な説明を付けようとする「幽霊船出現」が編中の異色作で面白かった。 |
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| No.1613 | 5点 | ハネムーンの死体- リチャード・シャタック | 2011/10/20 18:50 |
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| 結婚式を挙げたホテルの部屋で発見された死体を巡って、新婚カップルと友人たちがテンヤワンヤの騒動を繰り広げるドタバタ・ミステリ。いちおう謎解き本格ミステリの要素があるのですが、やはり死体移動のトラブルを笑って楽しむのがメインになってしまいます。
作者と同年代に人気を博した同じく米国女流作家であるクレイグ・ライスを想起させる作風ですが、ライスと比べると主人公たちにそれほど印象に残る個性は無く、ドタバタ劇が中心なので、すぐに内容を忘れてしまいそう。 |
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| No.1612 | 5点 | 浮気妻は名探偵- 梶龍雄 | 2011/10/19 18:58 |
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| ミステリー好きの人妻エリ子と愛人の警部補が謎解きをしていく連作短編集。「女はベットで推理する」につづくシリーズの第2弾です。
この設定どこかで読んだようなと考えていたら、嵯峨島昭(宇能鴻一郎)の美食探偵コンビにそっくりだと気がついた。 当時の出版社の意向でしょうが、各編ともお色気満点の描写が挿入され、通俗ぶりと女性の変な言い回しのセリフに腰が引けるのですが、その分ちょっとしたトリックがあると妙に嬉しくなりました(笑)。第1話の「多すぎる凶器」など”読者への挑戦”付きの消去法推理で、作者はやはり本格推理にこだわっています。 |
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| No.1611 | 6点 | 図書館の死体- ジェフ・アボット | 2011/10/18 18:46 |
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| テキサス州の田舎町ミラボーの若い図書館長、「ぼく」ことジョーディ・ポティートを探偵役に据えた本格ミステリ。
アルツハイマーの母親の看護のため都会での仕事を捨てて故郷に帰ってきた主人公という設定ですが、そういったシリアスな側面は抑え気味で、ユーモアや皮肉を交えたジョーディの語り口はライトで読みやすいです。 被害者の残した”容疑者リスト”に基づく素人探偵の調査過程で一旦情報を整理してくれているなど、読者に対する配慮も怠りないのですが、その人物を犯人と特定するには材料が乏しいように思います。 レギュラーとなる登場人物はなかなか魅力的ですし、感動的なラストもよかったので、2作目以降に期待しよう。 |
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| No.1610 | 5点 | はやく名探偵になりたい- 東川篤哉 | 2011/10/17 20:19 |
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| 烏賊川市シリーズの探偵・助手コンビによる初の短編集。
比較的長めの3編は、ハズシ気味のギャグのなかにさりげなく伏線をばらまくという長編同様のわりと正攻法のパズラーで、「七つのビールケースの問題」がまずまずですが、他はイマイチの出来。 残る短めの2編は変化球で、そのうちの「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を髣髴とさせる倒叙形式の密室もの「藤枝邸の完全なる密室」のオチがよかった。 「宝石泥棒と母の悲しみ」は仕掛け自体は面白いものの、ただそれだけという感じ。 |
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| No.1609 | 7点 | グラーグ57- トム・ロブ・スミス | 2011/10/16 21:10 |
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| 旧ソ連を舞台にした冒険・警察小説、「チャイルド44」の続編。
この主人公レオ・デミドフ、かなり悲運がつきまとう運命にあるようで、フルシチョフ体制に変わったとたん今度はスターリン批判の余波で再び過酷なミッションを強いられることに-----まあ、ソ連版”ダイ・ハード”ですね。 史実をもとにした前作と違って、やや荒唐無稽というかリアリティという点で疑問符がつきますが、モスクワの下水道の追跡劇、オホーツク海での囚人護送船内の死闘、強制労働収容所のシーンなど、冒険活劇小説としては楽しめました。 |
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| No.1608 | 6点 | 人間の尊厳と八〇〇メートル- 深水黎一郎 | 2011/10/15 18:13 |
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| バラエティ豊かというか、ミステリの範疇に入らない作品もあったりで、いままで書いたのを全て揃えましたという印象の初短編集。
目玉作品はもちろん協会賞の表題作。初対面の男との”賭け”というダール風の物語の結末は、意外性充分な上に伏線すべてが美しい。(えっ、なに、最近同じようなネタの短編を読んだ?部位が違うでしょ、部位が)。 カタカナを排し漢字にこだわった文体の「北欧二題」は、一話目の”日常の謎”風エピソードが秀逸。好みだけで言えば表題作よりこちらがよかった。 他の作品は、悪くはないけれど斬新なアイデアという点では、前2作と比べると普通かなと。 |
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| No.1607 | 6点 | 探偵術マニュアル- ジェデダイア・ベリー | 2011/10/14 18:28 |
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| 大手〈探偵社〉に務める裏方の記録員アンウィンは、ある日突如探偵への昇格を命じられ、マニュアル本と眠り病の女性助手とともに奇々怪々な事件の迷宮へと足を踏み入れる。-------これは粗筋紹介からは想像がつかないトンデモ本、不条理小説でした。
いってみれば「不思議の国のアリス」(=読んだことないけど)の世界観で「木曜日の男」(=読んだけどよく分からなかった)風のテイストという読後感。文章は読みやすいのに、夢と現実が交錯するファンタジー風のプロットが難解で、読む者を迷宮に誘います。 個人的な嗜好からは外れた作風ですが、今年の問題作の一つに数えられるのは間違いないでしょう。 |
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| No.1606 | 5点 | 死刑台のロープウェイ- 夏樹静子 | 2011/10/11 18:11 |
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| 初期のミステリ短編集。トリック的な面白味より叙情性やプロットのヒネリで読ませる作品が中心でした。
失踪した姉からの手紙を契機に殺人事件の謎を追うことになる妹。愛人の人形師の殺人容疑を晴らそうとする女性テレビ局員。愛人殺しの嫌疑を受けた夫のため真犯人と対峙することになる妻。-----収録された5編に共通するのは、いずれも主人公が女性で、身近な人物が男女関係がらみの事件に巻き込まれるというもの。いかにも2時間もののサスペンス・ドラマ風なのは時代性ゆえ止むを得ないところでしょうか。 なかでは、最後に収められた表題作「死刑台のロープウェイ」が、ラストの反転が巧く決まったまずまずの作品。 |
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| No.1605 | 8点 | チャイルド44- トム・ロブ・スミス | 2011/10/10 20:36 |
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| スターリン圧政下50年代の旧ソ連を舞台にした警察小説---という内容紹介ではピントがずれているかもしれない。
”殺戮犯罪は資本主義の病理であり、全てが平等な共産主義国家において凶悪犯罪はありえない”という社会理念のもと、猟奇的な大量児童殺害事件に関わることになる元保安省捜査官レオの苦難の連続の物語が読ませます。 閉塞した社会のなかで、部下の裏切りから、レオの自己再生、夫婦・家族関係の再生が描かれる緻密な心理描写の上巻。逃避行と冒険活劇そして謎解きに転調する下巻と、スペクタクルな展開に息つく暇がないとはこのことでしょう。 |
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| No.1604 | 5点 | 真夜中の探偵- 有栖川有栖 | 2011/10/09 23:12 |
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| 北海道が独立し敵対国となっている”もう一つの日本”を舞台にしたシリーズの第2弾。
前作「闇の喇叭」で作品世界を構築し、本書で物語が大きく動くのかと思っていましたが、”禁じられた私的探偵行為”というテーマの周辺で物語がグルグル空回りしているだけのように感じた。長期のシリーズ化を考えているためか、いくつかの伏線が未回収になっているため、これ単品で評価するのは難しいが。 本格ミステリとしても、ネタであるアリバイ・トリックの原理が前作と似ており面白味がなかった。 |
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| No.1603 | 6点 | クライム・マシン- ジャック・リッチー | 2011/10/08 17:19 |
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| 無駄な描写を削ぎ落としたシンプルかつ軽妙洒脱な文体で、短編ミステリの名手といわれるジャック・リッチーの傑作選。今回は河出文庫での再読ですが、シリーズものがカットされ単行本とは若干収録作が違います。
殺し屋のもとにタイムマシンで過去の殺しを目撃したという男が現れる表題作の「クライム・マシン」。奇抜な設定と意外な着地点が面白い。「エミリーがいない」は、妻殺しを疑われた男と従妹の対決もの。結末のツイストはまあこうなるだろうと予想がつくものの、そこまでの持って行き方が巧い。 その他、結末のインパクトが弱い作品も散見されますが、職人芸が発揮された好短編集という印象です。 |
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| No.1602 | 4点 | 密室殺人ゲーム・マニアックス- 歌野晶午 | 2011/10/07 17:43 |
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| シリーズの番外編。
これまで5人の鬼畜メンバー内で閉じられていた密室ゲームをオープンにすることによって初めて意味を持つことになる作品全体に仕掛けられた本書のアイデアはそう悪いとは思わない。 しかしながら、個々の出題に対する真相はお寒い限り。ゲームだからトリックが巧く行ったものを出題したという趣旨の”メンバー”の発言があるが、それを言ったらオシマイだ。 |
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| No.1601 | 7点 | ブラッド・ブラザー- ジャック・カーリイ | 2011/10/06 18:31 |
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| サイコパスを兄に持つカーソン・ライダー刑事シリーズの4作目。
本書では、いままで登場シーンが少ないのに存在感が尋常でなかった実兄・連続殺人犯ジェレミーが主役。矯正施設から解き放たれ舞台を潜伏先のニューヨークに移し、連続して発生する惨殺事件を巡っての兄弟の知的対決が一番の読みどころでしょう。ジェレミーの他人を思いのまま操るテクニックや、カーソンにヒントを与える手法など、レクター博士とダブって見えてきた。 「すべては驚愕の真相のために」と題した解説の冒頭に、ジェフリー・ディーヴァーとマイクル・コナリーの代表作からの引用があるのだけど、確かに騙しの巧妙さは二人と比べても遜色ないように思える。 |
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| No.1600 | 6点 | 物の怪- 鳥飼否宇 | 2011/10/04 17:44 |
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| 動植物オタクの”観察者”鳶山と女性写真家コンビによる連作本格ミステリ。
最近は「~的」シリーズなどトンデモ系の作品が目立つ作者ですが、横溝正史賞のデビュー作「中空」で初登場の観察者シリーズは地味ながら端正な本格モノという印象です。 河童、天狗、鬼という”物の怪”を民俗学的なアプローチでその正体に迫る鳶山の蘊蓄が面白いし、ロジカルな推理で事件を収束させた後に来る不気味さがなんともいえない余韻を残します。 収録3編いずれも甲乙付け難いですが、伏線の張り方と回収の見事さで「天の狗」がベストかな。 |
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| No.1599 | 6点 | 追いつめられた天使- ロバート・クレイス | 2011/10/02 23:25 |
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| ロサンジェルスの私立探偵エルヴィス・コール、シリーズの2作目。
「くだらない冗談をきくために君を雇ったのじゃない」 「これは無料のサービスです」 こんなジョークや減らず口がポンポン飛び出す序盤は気楽に読めるのですが、誘拐された少女ミミを巡る今回の事件の結末は予想に反してかなり悲劇的。 優しさと甘さがある探偵エルヴィスより、ストイックな相棒ジョー・パイクのほうが遥かにハードボイルドなのは作者の意図したものだろうか? |
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| No.1598 | 4点 | 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人- 倉阪鬼一郎 | 2011/09/30 22:30 |
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| 今年も出ました!メタでおバカな叙述ミステリの第4弾。
唐草模様で彩られた雪中の館を舞台に4人の招待客が次々と殺されていく・・・・。多重構造の館で起こる多重殺人に探偵役の多重解決、おまけに犯人は多重●●だったという「多重」づくしですが、ミステリ的には早々に収束させ、またまた作者の労力は別の所へ向いています。 これまた文庫化不可能な仕掛けでした。うぅ~ん、唐草模様、からくさ、カラクサ・・かぁ(笑)。 |
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| No.1597 | 6点 | 謝罪代行社- ゾラン・ドヴェンカー | 2011/09/29 18:12 |
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| ジョン・ハート「ラスト・チャイルド」に続いて"ポケミスと文庫版で同時出版"という鳴り物入りのドイツ・ミステリの異色作。
確かに構成が凝りに凝っている。 主人公たち謝罪代行社の男女4人それぞれの視点で語られるメイン・ストーリーの合間に、二人称「おまえ」のノワールな挿話、一人称「わたし」の意味深な独白、さらには”現場にいなかった男”三人称「彼」のエピソード。折原一もビックリの複数の正体不明の人物の叙述が交錯しながら意外な展開をみせるところは面白かったし、不思議と読みやすく混乱することはなかった。 でもねぇ、前半にあれだけ筆を費やした謝罪代行社メンバーと家族のエピソードは本筋とあまり絡んでこないし、無駄と思える記述が多すぎる。抽象的な動機もいまいちピンとこなかった。評価に迷う作品。 |
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| No.1596 | 4点 | 本当におもしろい警察小説ベスト100- 事典・ガイド | 2011/09/27 22:01 |
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| 警察小説のガイド本。冒頭に”活況を呈する警察小説”とありますが、横山秀夫、今野敏、佐々木譲の御三家によるブームも現在だいぶ下火になってしまったように思います。ちょっと出版時期を逸した感がなきにしもあらず。
国産ものが7割という選定は、その読者人口から当然とはいえ、十津川警部や棟据刑事まで警察小説として出してくるのはどうなんだろうか。 海外ミステリは、’60~’70年代の忘れられかねない(すでに忘れられた?)作品を多く挙げているのはいいのだけど、紹介内容が薄くシリーズの第1作だけ取り上げ代表作を挙げないなど、あまりにも通り一遍で、その作品を読んでみようと思わせる魅力を表現できていないのが残念。 |
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