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kanamoriさん
平均点: 5.89点 書評数: 2426件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.5 6点 新・世界の七不思議- 鯨統一郎 2010/08/21 16:04
バー・ミステリ&歴史ミステリの連作短編集、早乙女静香シリーズ第2弾。
「邪馬台国は..」の世界版ですが、前作ほど論理のアクロバット的推論が見られないのがちょっと残念。「そういう解釈もできる」という程度のものが多く、大きなカタルシスは得られなかった。

No.4 5点 金閣寺に密室 とんち探偵一休さん- 鯨統一郎 2010/08/21 15:49
とんち探偵一休さんシリーズの第1弾。
室町時代を時代背景にした長編の歴史ミステリで、足利義満が密室状況の金閣寺で殺された事件の謎を扱っています。
トリックの真相には脱力ですが、作中いくつか挿入された一休の有名なとんち問答のエピソードが全て伏線にもなっている点は面白かった。それと、最後の付記で、宮内庁が一休皇胤説を認めているとの記述は結構インパクトがありました。

No.3 2点 隕石誘拐 宮沢賢治の迷宮- 鯨統一郎 2010/08/21 15:37
作者の長編ミステリ第1作ですが、「邪馬台国は..」を読んだ後だけに、出来の酷さに大いに失望しました。
持ち味の軽妙さがなく、安っぽいサスペンス&グロい描写に、興味のわかない宮沢賢治ネタのウンチクと、あまり読みどころのない駄作だと思います。

No.2 7点 邪馬台国はどこですか?- 鯨統一郎 2010/08/21 15:25
バー・ミステリ&歴史ミステリの連作短編集。
このデビュー作のころは、バカバカしさより奇抜な発想というほうが勝っていて、かなり楽しんで読めました。
作者の都合のいい情報だけを連ねた”意外な真相”という気がしないでもないですが、それを言うのはヤボでしょう。

No.1 3点 今宵、バーで謎解きを- 鯨統一郎 2010/06/08 18:13
桜川東子が探偵役を務めるバー・ミステリの第3弾。
今回はギリシャ神話を材料にマスターらヤクドシトリオが提出する現在の事件を推理するというパターン。
もう読むまいと思いながらも、つい手を出してしまう鯨統一郎のいつもながらのヌルい作品で、まじめに書評するのも憚れます。
もう読むまい。

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kanamoriさん
ひとこと
好きな作家
採点傾向
平均点: 5.89点   採点数: 2426件
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