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まさむねさん
平均点: 5.86点 書評数: 1154件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.6 5点 フィッシュストーリー- 伊坂幸太郎 2010/10/09 11:47
4編からなる短編集。ミステリ性は低い。
なお,それぞれの短編間の関連性はない。
①動物園のエンジン
 意図は分からないでもないが,正直,青臭い。
②サクリファイス
 中盤までの雰囲気は嫌いではない。ただし,後半は失速気味。
③フィッシュストーリー
 氏のコトバを借りれば,「だから?」という感じ。それ以上の感想は抱かなかった。
④ポテチ
 これは佳作。ベタ過ぎる展開ではあるが,響いた。

率直に言えば,④がなければマイナス2点だったかも…。
まあ,④も人によって好みが分かれそうだけれども。

No.5 5点 チルドレン- 伊坂幸太郎 2010/10/06 18:55
まず,想像よりもミステリ的な側面があったことが意外であった。(きっと作者の狙いはソコではないのだろうし,相当に分かりやすいミステリ性だったけれども。)

最後にもう一捻りほしかったなぁ・・・でも普通には楽しめる連作短編集だったという印象。

ちなみに,氏の登場人物が奏でる「コトバ」って,個人的にはあまり好みではない。むしろ,上から目線に辟易することも多い。これって私だけなのかなぁ。

No.4 4点 重力ピエロ- 伊坂幸太郎 2010/08/30 22:50
あまり楽しめない。
登場人物への感情移入ができませんでした。
映画も見たけど,やっぱり好きになれなかった・・・

No.3 5点 ラッシュライフ- 伊坂幸太郎 2010/08/29 11:06
後半に向かっての繋がりの連鎖は,確かに面白かった。
各々の話に,ちょっとした意外性を差し込んでいるところもよい。とても綺麗にまとまっている。
しかし,「綺麗に」以上の爆破力と言うか,斬新な驚きは得られなかった。登場人物間の会話も,一般的には評価が高いようであるが,私はむしろ逆の印象を受けた。
総合的にこの点数。

No.2 7点 死神の精度- 伊坂幸太郎 2010/08/02 22:36
主人公(死神)のキャラクターを含め,前提状況の設定が抜群。コミカルで,かつ,時に考えさせられる「会話シーン」もこの作品では嫌味(※)に感じることなく,純粋に良かった。
※正直,他作品では個人的にイライラする会話シーンが多いので…

ラストの「死神対老女」などを読むと,なるほど,直木賞候補に挙げられたのも,素直に首肯できる。
ミステリ性が高いものではないが,意義ある読書タイムは保証できる連作短編集である。

No.1 5点 ゴールデンスランバー- 伊坂幸太郎 2009/12/31 17:39
「最初から映画化を狙ってますよね?」と感じたのは私だけでしょうか。
(本当に映画化されるのは,さすがだけど)
全体的に,いわゆる「伊坂ワールド」なんでしょうねぇ。
複数冊読んでもまだ「ワールド」に溶け込めない私が変わってるのかな?
伊坂風に言えば「だね。」となるのでしょうね…。それがな…
【追記 2010年2月】
映画は純粋に面白かったです。小説より数段良いかも…。

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まさむねさん
ひとこと
ミステリとしての特別な知識なく乱読していますので、私の書評はあまりアテにしないでくださいね。
好きな作家
道尾秀介・東野圭吾・東川篤哉
採点傾向
平均点: 5.86点   採点数: 1154件
採点の多い作家(TOP10)
東野圭吾(55)
有栖川有栖(43)
東川篤哉(41)
森博嗣(37)
道尾秀介(26)
伊坂幸太郎(26)
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