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メルカトルさん
平均点: 6.04点 書評数: 1901件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.321 6点 魔女は甦る- 中山七里 2013/08/18 22:26
80個以上の肉片と化した細切れ死体、謎の薬品会社、何匹もの飼い猫の失踪、嬰児の誘拐と、序盤の掴みは完全にOK。
ダークな雰囲気も好みの範疇にあるので、読んでいて何ともやるせない気持ちにさせられるのは事実だが、苦痛とは感じなかった。
ただ残念なのは、真相の説明があまりにもあっけないこと。それまでの捜査で色々な事実が詳らかにされているので、それで十分納得はできるわけだが、それにしても何ともあっさりしすぎている。
それと犯人像、これにはいささかがっかりである。
我々読者はこういうのを求めているのではない、とだけ言わせていただこう。
本作は、実質的なデビュー作のようなものなので、やや荒削りな面があるのと、『ドビュッシー』や『カエル男』のようなどんでん返しを期待すると裏切られるので、これから読もうとする人は気を付けたほうが良い。
そして、事件を捜査する刑事達や被害者を含めて、多くの登場人物がそれぞれ暗い過去を背負っていること、事件の解決があまりに救いのないものになってるので、後味はかなり悪い。
それでも、続編の『ヒートアップ』は文庫化されたら読みたいとは思っている。

No.320 7点 丸太町ルヴォワール- 円居挽 2013/08/12 22:22
まず冒頭で「河原町祇園」の名前が出てきたことで、一筋縄ではいかぬと知らしめられた思いがする。さすが京大ミステリ研出身だ。
ライトノベルで重要なキャラは立っているので、その点では合格だろうし、なかなか楽しめる。
ミステリには違いないが、私がこれまで読んできたどれとも性質が異なる作品であり、異色というカテゴリーでは括り切れない、何とも不思議な作風であるのは読めば納得されると思う。
第一章のボーイミーツガールの全然甘くない会話のやり取り。ここからして普通の恋愛小説とは全く違う。
そして終盤に炸裂する驚愕の○○トリック。これはしかし、誰も予測しえなかったものだろう。
なぜなら、それまでに私の読む限りではほとんど伏線が張られていないから。
だから嫌でも騙された感が印象に強く残る。
さらには、主役が何度も入れ替わる構成も実に凝っていて、それだけでも読む価値は十分あると言いたい。
読者によっては、あまり良い評価を下さないと思われるが、それだけ革新的かつ実験的な作品だということだろう。

No.319 6点 トランプ殺人事件- 竹本健治 2013/08/08 22:24
再読です。
雰囲気はデビュー作にかなり似通った、そこはかとなく幻想味を帯びた作品に仕上がっている。
必ずしも面白いとは言えないが、小道具のトランプのカードの使い方は上手い。気になるのはブリッジの専門用語やゲームの遊び方などがしつこく説明されているが、さっぱりわからないのでほとんど飛ばしてしまったこと。
これは必要なかったのでは?と思いきや、そこには意外なものが隠されていて、ああなるほどよく考えられているなと感心させられた。
が、個人的にはあまり好きなジャンルではないので、楽しめるというほどでもない。
全体的に地味な作品だが、竹本氏の作品としては破綻なくまとめられている。

No.318 5点 ウロボロスの基礎論- 竹本健治 2013/08/04 22:43
再読です。
ミステリ界を震撼させるう○こ事件。何故犯人はミステリ小説の天井部分やページの間に次々とう○こをしていくのか。
というまあおそらく、日本のミステリの中で最も下品な作品。ではあるが、無論作者は大真面目で書いているところが笑える。作中の人物もこのう○こ事件に対して、真剣に各々の推理を述べ立てる。
そして例のごとく、作中では全く別の事件も並行して起こっていき、そこには矢吹駆や牧場智久まで登場し、さらに混沌としてくる。
実名登場人物は、笠井潔、綾辻行人、法月綸太郎、麻耶雄嵩、小野不由美、そしてあろうことか中井英夫までが登場する。
さらには、法月氏や麻耶氏の原稿まで挿入されて、何がなんだか訳がわからないカオス状態に。
1300枚を超える大作のわりには、例によって謎がそのまま残されている。それもおそらく読者の最大の関心事が未解決のままで完結してしまっており、まあ竹本氏らしいと言えばそれまでだが、これは読み手によってはかなり業腹だろうと思う。
よって、高得点はやはり期待できないだろう。

No.317 6点 空飛ぶ馬- 北村薫 2013/07/28 23:13
再読です。
まあ、可もなく不可もなく、というのが正直な感想。
文体は時折キラリと光るものを感じさせる時もあるものの、どちらかというと平板で読んでいて若干退屈さを覚える。
『砂糖合戦』はなかなか面白かったが、他はごくごく普通の出来。
女子大生の「私」にもあまり魅力を感じず、探偵役の円紫はおとなしすぎてあまり好みではないし。ただ、さすがに推理は切れ味鋭いものを見せる辺りは名探偵の面目躍如といったところか。
全体的に、謎はまずまず興味を持たせるが、肝心の真相がいまひとつ感心しなかったのは残念である。

No.316 7点 七つの海を照らす星- 七河迦南 2013/07/21 23:09
児童養護施設で起こった「学園の七不思議」と称される謎にまつわる事件を、二年目の保育士北沢春菜が児童福祉司の海王の助けを借りて解決する、連作短編集。
全体的にトリックそのものは他愛のないものが多いが、伏線もかなり張られていて好感が持てる。
やや文体が私には合わないと思う部分があったり、第5話などはミステリから乖離しており、正直この話だけは不要だと感じた。
それとそのトリックも、もしこんなのが真相だったら嫌だなと思った通りのものだったのには、はっきり言って腰砕け。
まさかの稚拙なトリックに、驚きを隠せない。
だが、そうした欠点を補って余りあるのが、最終話の衝撃。
創元社の伝統というか、お約束ではあるが、それにしても心の中でアッと叫ばずにはいられない見事な締めくくりであった。
第4話で披露される回文も実によく考えられていて感心した。

No.315 5点 密閉教室- 法月綸太郎 2013/07/15 22:34
再読です。
全体的に散文的な印象を受けた。若い頃の作品だけあって、まだまだ文章がこなれた感じでなく、どことなく回りくどい感じである。
教室からすべての机と椅子が消えてしまうという、大胆な仕掛けは面白いし、その理由もまあ納得がいくものだ。
しかし、ツッコミどころも結構多い。果たして消えた机と椅子に関するトリックは実際可能なのか、とか、普通の高校生に現役の刑事が助手を依頼するのは普通あり得ないだろうとか。
終盤のめまぐるしい連続反転技は、好みの範疇だが、鮮やかに決まっているとは言い難い。
まあとにかく、若書きで荒削りな印象は否めない。

No.314 6点 ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!- 深水黎一郎 2013/07/11 22:15
再読です。
「犯人ってはあなただ!」って言われても、殺されたわけではないし、死因は心筋梗塞でしょ?その点がどうもスッキリしないというか、イマイチ納得できないんだよね。
これが本当の殺人事件で、まさに犯人は自分だというのであれば、これは凄いなということになるのだろうけれど。
まあしかし、アイディアとしてはなかなかだと思うし、デビュー作にしてはよく書けているのではないだろうか。
それにしても、サイドストーリー的な超能力のくだりは、どう解釈すればいいのだろう。
一見無関係に見えるのだが、真意はいずこにあるのか。
だが、メイントリックより、こちらの双子の姉妹のテレポテーションのトリックのほうが感心した。
なるほど、そんな意表を衝いた鮮やかなトリックを考え付くとは、並みの新人ではないなと思わされた。

No.313 6点 極限推理コロシアム- 矢野龍王 2013/07/01 22:06
再読です。
なんとなく、本棚からあふれていたのを見て手に取ったついでに読んでみた。
これはどうしても『インシテミル』を想起させられてしまうが、こちらのほうが出来は良いと私は思う。
だが、かなりの中だるみというか、着々と殺人が起こるのに、恐怖感や緊張感が感じられないのは、最早仕方のないことなのか。
そしてそれまで、大した推理もなされていなかったにもかかわらず、突如として降って湧いたように真相が明かされるのも、なんだか不自然な気がした。
しかし、その真相はなかなか驚くべきもので、ラストに至ってやっと話が締まってきた感がする。
色々と描き足らない部分があったように思うが、終盤だけは十分楽しめたので良しとすべきだろう。
夏と冬の館で同時に殺人が並行して進行していくのは、なかなか良いアイディアだった。

No.312 6点 本格ミステリ・ベスト100- 事典・ガイド 2013/06/27 22:33
1975年から1994年までの20年間の国内・本格ミステリ・ベスト100。
注目の第1位は、ん?と疑問符付のあの作品。創元社から出版されたせいなのか、よく分からないがどうにも納得しかねる。
まあ確かに傑作だとは思うけど、しかしこれが第1位とは、万人が認めるとはとても思えない。
第2位も、個人的には高評価だが、あくまでエンターテインメントとしての評価であって、本格ミステリとなるとどうだろう。
この二作には何となく違和感を感じる。堂々の1位2位って感じがしない。
他にも、これがベスト10入り?みたいな作品も個人的にはあるので、納得のベストとは言い難い。
数えてみたら、ベスト100の中で、既読なのは79作品だった。逆に言うと、21作品は読めていないので、その辺りまだまだ未熟だと感じた。まあ敢えてそれらをこれから読もうとは思わないけどね。
しかしまあ、それぞれの評論を読んでみると、なかなか的確に評価されているし、中には本質を突いているのも見受けられ、この手のガイドブックにしては質が高いのではないだろうか。

No.311 8点 奇想、天を動かす- 島田荘司 2013/06/25 22:36
再読です。
吉敷竹史シリーズの最高傑作が『北の夕鶴2/3の殺人』だとすれば、本作はさしずめ集大成と言ったところか。
とにかく、不可思議、不可能犯罪を無理はあるにしても合理的に処理する豪腕は、さすがに島荘である。
例えば死体の周りにぐるりと火の付いたろうそくが並んでいる理由などは、常人にはちょっと考え付かないものではないだろうか。
ただ、犯人の存在感がやや薄く感じられたのは少々残念な気もする、もっとこの一見頭の弱そうに見える老人をクローズアップしても良かったと思うが、いかがなものか。
まあしかし、あれこれ文句をつけても、本作は島田氏の代表作の一つであるのは間違いないだろう。

No.310 7点 天に昇った男- 島田荘司 2013/06/16 22:44
再読です。
まさに異色作という言葉がピッタリの作品。一応社会派とジャンル分けされているが、どちらかというとファンタジーに近い内容となっている。あのオチがなければ確かに社会派だが・・・
冒頭の死刑執行のシーンは、真偽のほどは定かでないが、私にとっては十分にリアリティの感じられるものであり、その後の展開も意外ではあったが、そんなこともあるのだろうかと初読の際は思ったものである。
知恵遅れの少女との恋、前科者に対する差別、死刑を生き延びた奇跡的な男のロマンなど、短いページ数のわりには様々な要素が盛り込まれており、充実した中身となっている。
なので、ミステリとしてよりも一つの物語として楽しめると思う。
そして読者を島田氏独自の世界へ誘う筆力は相変わらず素晴らしいものがあるのではないだろうか。

No.309 6点 - 麻耶雄嵩 2013/06/11 22:23
再読です。
これは・・・やはり前二作を読んでいないと辛いかも。
特に『翼ある闇』は必ず先に読まないと、ネタバレしてますから。
一方、『夏と冬の奏鳴曲』の続編として書かれてはいるけれど、ストーリーそのものは独立している。がしかし、やはりところどころこちらを読んでいないと意味不明な部分が出てくるので、順序を踏んで読まれることをお勧めする。
とは言っても現在絶版中なので、入手は困難かも知れない。
内容は、とにかく主人公である烏有の孤独感がなんとも身につまされる。
苦しみ抜いて、最後には周りに誰もいなくなってしまう。残された希望は桐璃のみである。
そんな陰々滅滅とした、何とも救いのない物語である。
でも結局、三割くらいは訳が分からない、そんなミステリ的な小説。
そんな中、エピローグで『翼ある闇』でのメルカトルとリンクしている点が面白く、久しぶりに読んでみての収穫だった。

No.308 7点 甲賀忍法帖- 山田風太郎 2013/06/06 22:18
伊賀対甲賀の忍者によるトーナメント戦、みたいなのを想像していたが、ちょっと違った。もっとこう、正式な取り組みによる試合かと思っていたので、やや拍子抜け。
まあ、そりゃそうだよね、忍者同士の戦いに正々堂々なんていう言葉はふさわしくないわ。
確かにそれぞれの人間業とは思えない、風変わりな技を駆使した殺し合いはなかなか面白い。
よってそれなりに読み応えはあるのだが、命を懸けた戦闘のわりには今一つ緊迫感みたいなものが足りない気がする。
ラストも、やや盛り上がりに欠けるのが、私にとっては不満の一つである。
読むのに時間が掛かったため(いろいろ忙しかったので)、面白さがストレートに伝わってこなかったのかもしれない。
でも、みなさんが高得点を付けているのが、私にはちょっと不思議な感じがした。

No.307 6点 猫丸先輩の推測- 倉知淳 2013/05/30 22:43
再読です。
うーん、まあ何と言うか実にのどかで、ほのぼのとした短編集。
連続殺人も息詰まるサスペンスも全く関係ない、会社から新入社員が花見の場所取りを命じられて、次々と妙な人間に遭遇する話とか、額に日の丸模様のある白黒のぶちの猫ちゃん、その名もヒノマルちゃんを捜索する話だとか、題材はどこか脱力系である。
が、さすがに猫丸先輩の推測は一本筋が通っていて、その立て板に水といった、妙に人を納得させてしまう独特の話術でもって、論理的な推理を披露する。
とにかく、これだけ楽しめる作品もそうはお目に掛かれないので、その意味でも貴重な短編集と言えるだろう。
そう、読んでいて面白いとかではなく、なんだか楽しいのである。
猫丸先輩は勿論だが、登場人物のキャラが素晴らしく立っているのも、思わず上手いと唸らされるし、極悪人が一人も出てこないので、後味もスッキリ、いい感じで終わっているのも好感が持てる。

No.306 5点 鬼面の研究- 栗本薫 2013/05/25 23:49
再読です。 
嵐の山荘、予告殺人、見立て、首なし死体など、様々なミステリの要素を詰め込み過ぎているわりには、内容が希薄な気がするのは私だけではないだろう。
初読の際は全く感じなかったが、この人の文章は正直あまり上手くない。読みづらいというほどではないが、読みながら心に染み入るものが何らないため、感銘を受けるとか、感じ入るということがない。
また、最後には読者への挑戦まで挿入されているが、はっきり言って相当な想像力がないと真相にはたどり着けないかもしれない。
犯人はある程度想像できるが、それはあくまで犯人の候補が少ないために過ぎない。
ちょっと面白かったのが、犯人が最後の殺人で頭部を切断した理由である。でも、そううまい具合にいくかな、と疑問視せざるを得ない気もする。

No.305 6点 天に還る舟 - 小島正樹 2013/05/22 22:32
再読です。
『火刑都市』で主役を務め、また吉敷竹史シリーズで脇を固めたりもしている中村刑事が探偵役の本格ミステリ。
物語の最後の辺りでは、吉敷もちょっとだけ友情出演?している。
ストーリーは、妻を伴って来た旅行先で、奇妙な自殺の話を耳にした中村刑事がその自殺に興味を抱き、調査に乗り出す。
その後、日中戦争から帰還した元軍人たちが次々と残忍な方法で殺されていき、その謎をたまたま知り合い助手となった海老原と共に捜査していくというもの。
不可能犯罪や、密室、アリバイなどのトリックは、おそらく小島氏が考案したものだと思われるが、どうも物理的トリックばかり並べられて、やや食傷気味になってしまう。
一方、残忍な殺害方法による殺人の動機は、島荘が考えたのではないだろうか。お得意の、社会派的見地からの動機であり、十分納得のいくものではあったが、やや押しつけがましさも感じた。
がしかし、本格ミステリとしてまずまずの出来だと思う。

No.304 7点 扉守 潮ノ道の旅人- 光原百合 2013/05/17 22:23
広島の尾道がモデルの、潮の道が舞台の連作短編集。
これぞまさに珠玉の短編集と呼ぶに相応しい作品が並んでいる。
全てファンタジーだが、実に幻想味溢れる筆致で、どこか異世界にでも連れて行かれるような錯覚さえ覚える。
そして、読後に心温まるような、或いは心が洗われるような余韻を残す佳作が多いので、誰もが安心して読める作品集ではないだろうか。
個人的には第一話と最終話が特に印象深い。
もっぱらミステリ一辺倒の人も、色んなジャンルを読む人も、本書はお薦めできる逸品であろうと思う。

No.303 7点 十八の夏- 光原百合 2013/05/14 22:31
日本推理作家協会賞受賞作の『十八の夏』を含めた、4編からなる連作短編集。
とは言っても、それぞれ独立した物語であり、共通するのは花をモチーフにしているということだけ。
それも、特に花にこだわりを持って描かれているわけでもないので、まあ普通の短編集と言っても良いだろう。
しかし、それぞれの作品の出来はすこぶる良く、とても丁寧に描かれているし、特に各登場人物が性格や容姿に至るまで、かなり丹念に描かれているのも評価が高い。
私のイチオシはなんといっても表題作である。途中まではなんだかドライな恋愛小説だなとの印象だったが、突如としてその様相を変化させ、それまでのストーリーの裏側を読者をあざ笑うように晒していく。
見事な切り返し技である。これでは協会賞の受賞も納得せざるを得ないではないか。
他の短編は、私の見る限りでは恋愛小説が二編、ミステリが一編といった具合である。
どちらに強く傾くこともなく、うまく均衡を保っている。
ミステリも恋愛小説も両方読みたい人にはお薦めである。

No.302 5点 影なき女- 高木彬光 2013/05/10 22:16
再読です。
随分評価が高いが、私にはピンと来なかった。
昔の私はこんな(失礼)作品をありがたがって読んでいたのかと思うと、つくづく未熟者だったと今更感じ入る。
でもまあ、神津恭介が全ての作品に登場するだけでも、価値があるのかもしれない。
とにかく全体的にチープな印象が拭えない。

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メルカトルさん
ひとこと
「ミステリの祭典」の異端児、メルカトルです。変人でもあります。色んな意味で嫌われ者です(笑)。
最近では、自分好みの本格ミステリが見当たらず、過去の名作も読み尽した感があり、誰も読まないような作品ばか...
好きな作家
島田荘司 京極夏彦 綾辻行人 麻耶雄嵩 浦賀和宏 白井智之 他多数
採点傾向
平均点: 6.04点   採点数: 1901件
採点の多い作家(TOP10)
浦賀和宏(33)
アンソロジー(出版社編)(29)
西尾維新(25)
島田荘司(25)
京極夏彦(22)
綾辻行人(22)
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