皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
レンさん |
|
---|---|
平均点: 5.33点 | 書評数: 6件 |
No.6 | 7点 | レベル7- 宮部みゆき | 2008/12/25 22:00 |
---|---|---|---|
タイトルとあらすじに惹かれて、5年間くらい読みたいと思いつつ機会を逸してきた作品です。
現代小説で、こうも善人悪人がはっきり書き分けられているのには、ちょっと違和感を感じますが、オーソドックスなサスペンスとしては上出来です。 甘いもののような小説ですね。疲れたときには効果的。でもずっとこんな作風を読み続けていたら飽きる、という。 |
No.5 | 3点 | そのケータイはXXで- 上甲宣之 | 2008/12/17 15:30 |
---|---|---|---|
こんな下手な文章は久しぶりに読みました。
ここまでひどいと、いっそすがすがしいです。何なんだ、この「っ」と「~」の多さは。 ノリはミステリというよりB級スリラー。ヒロインの一人が、公衆トイレやら走行中の車上やらで、裁縫バサミを手にした殺人鬼と格闘するシーンなんて、特に。 小説としての出来は最低ランクですが、キワモノ的な意味では楽しめます。よって3点進呈。 「NNTドレモ」と「AU(アーウー)」で失笑したのは、私だけではないはず・・・。 |
No.4 | 4点 | ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ- 霧舎巧 | 2008/12/17 15:06 |
---|---|---|---|
謎解きが凝りすぎていてややこしい。
「あかずの扉」研究会メンバーの描写に力が入っているわりに(成功しているとは言いませんが)、ほかのキャラクターの造形がお粗末なのもいただけません。 お粗末というより、とにかく登場場面が少なすぎるんですね。どんな人物なのかもよくわからないうちに、さっさと殺されてしまう。 道具立てが私好みで、本格ミステリへの情熱も伝わってくるぶん、もったいないです。 |
No.3 | 7点 | ハサミ男- 殊能将之 | 2008/12/10 23:04 |
---|---|---|---|
まず採点数にびっくり(笑)
皆さんおっしゃっているように、トリック、真犯人は、ミステリを読み慣れた人間には予想できてしまうでしょう。 でも、ぐいぐい読ませる。味のあるキャラも多いです。脇役も手を抜かず、きっちり肉づけしていると思います。 上井田警部は、脳内で水谷豊に変換されてしまいましたが。 容姿が違うのはわかっています。ただ、口調があまりに杉下警部にそっくりで・・・。 あと、ミートパイが食べたくなりました。 |
No.2 | 6点 | 黒死館殺人事件- 小栗虫太郎 | 2008/12/03 00:21 |
---|---|---|---|
凄い(『すごい』でも『スゴい』でもなく)小説だとは思いますが、いかんせん理解できません。
活字を追うのが精いっぱいです。雰囲気だけはびんびん伝わってきましたが。 この作品に点数をつけるのは至難の業。出来は10点でも、「楽しめた」かという意味では3点くらい・・・。 間をとって、6点にしておきました。 |
No.1 | 5点 | 冷たい校舎の時は止まる- 辻村深月 | 2008/12/02 02:28 |
---|---|---|---|
着想の妙と、このページ数で、最後まで読者を惹きつける力量は評価します。
やや無理はあるものの、驚かされるどんでん返しもありましたし。 ただ、やっぱり甘いというか青いというか・・・きれいすぎる感はあります。 鷹野と昭彦のキャラの書き分けができていないのと、あやめの影が薄いのも気になる。 「これはこれで楽しめるけれど、物足りない」というのが全体的な感想です。 |