皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
mozartさん |
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平均点: 6.02点 | 書評数: 208件 |
No.6 | 7点 | 月灯館殺人事件- 北山猛邦 | 2023/07/26 07:19 |
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これは…。
北山「節」炸裂といったところでしょうか。 本作者の過去作同様随所に散りばめられた「違和感」に何ら疑念を抱くことなくラストのアレまで読み進んでしまいました。まさに術中にはまりまくってしまった、と。 |
No.5 | 5点 | 猫柳十一弦の失敗- 北山猛邦 | 2016/01/08 20:58 |
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行書体(?)で書かれた出だしの「稲木村縁起」と「龍姫拷問三景屏風」から、よっぽどおどろおどろしい話になるのかと身構えて読み始めたのですが、結構ライトな内容でちょっと肩すかしを食らった感じでした。ただ、十一弦とクンクンの雰囲気や、この作者らしい「力技」の仕掛けもあったりして、そこそこ楽しめました。 |
No.4 | 8点 | オルゴーリェンヌ- 北山猛邦 | 2015/11/27 19:12 |
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前作「少年検閲官」ではその世界観にちょっとなじめなかったせいか、余り楽しめなかったけれど、本作はハウダニット、フーダニットとも著者の面目躍如といったところで、文句なく楽しめました。もう一度前作を読み返してみようと思います。 |
No.3 | 3点 | 猫柳十一弦の後悔- 北山猛邦 | 2012/10/24 15:42 |
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「アリスミラー城」と「ギロチン城」が面白かったので、期待して読み始めたのですが、正直、これは期待はずれでした。
何と言っても設定が強引過ぎ。動機が後出しであることはともかく、途中の犯人の意図に気づくことはおよそ不可能で、解答を示されても、カタルシスは全くなく、「ふ~ん・・・、で?」ぐらいのレスポンスしかしようがなかったりして。 |
No.2 | 7点 | 『ギロチン城』殺人事件- 北山猛邦 | 2012/08/07 17:23 |
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「アリス・ミラー城」同様、これもまた、ちょっとあんまりじゃないかと思って何度も読み返したけれど、反則ギリギリのところで、何とか踏みとどまっている感じです。でも、あの物理トリックは現実味が薄いんじゃないかと思います。
とは言え、自分の好みにはフィットする作品でした。 |
No.1 | 7点 | 『アリス・ミラー城』殺人事件- 北山猛邦 | 2012/08/07 17:18 |
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ラストまで気づきませんでした(見事に騙されました)。ちょっとあんまりじゃないかと読み返してみましたが、確かに、アンフェアではない・・・んでしょうね。でも、こういった話は結構好きです。 |