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mozartさん
平均点: 6.01点 書評数: 206件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.5 5点 11文字の檻- 青崎有吾 2024/02/04 14:20
非ミステリー作品や「超短編」ミステリーとかが含まれているのでまっとうな感想は難しいのですが少なくとも表題作は短編(中編?)ではあるものの主人公が試行錯誤しながら正解/脱出に至るロジックがしっかりしていて読み応えがありました。

(ややネタバレ)
ただ最後の統括管理責任者の疑問に対して縋田の回答だけではちょっと弱いような。檻の中ではみな極限状態だったろうし。小説のラストを思いっきり引っ張っておいて続きはここを出てから、とでもしたのだろうか。

No.4 8点 地雷グリコ- 青崎有吾 2024/01/21 18:38
初読段階ではポピュラーなゲームに追加されたルール(とその立て付け)に対する深い洞察力と対戦相手の心理状態から想定される戦略を先読みする能力が「異常に」優れた主人公の明晰な頭脳を単に後追いでトレースすることでひたすら「感心する」物語かなと思いましたが、再読してみてミステリー作品として散りばめられた伏線・回収と読者向けのくどいほどロジカルかつ丁寧な(図解も含めてやや説明的な)解説がツボにはまってしまいました。それに加えて登場人物のキャラ設定(特に塗辺クン)が実に秀逸で非常に楽しめました。
これだけのストーリー展開を面白い読み物として作り上げることのできる作者の頭脳にもただただ驚嘆するばかりです。

No.3 6点 図書館の殺人- 青崎有吾 2023/06/23 08:28
本作も十分楽しめたのですが前作や前々作と比べると「衝撃度」が若干少なかったような。犯人の行動原理にもちょっと理解できない部分があったし。それでもこうしたロジック重視の本格モノは好みの作品なので引き続き「館シリーズ」を(続編が出るのであれば)注視していきたいと思います。

No.2 7点 水族館の殺人- 青崎有吾 2023/06/23 08:18
本作も前作同様緻密で丁寧なロジックで事件を解決に導く名探偵の話でかなり楽しめました。動機はちょっと気になりますがヒロイン役(?)との関係性とかもラノベ風で面白かったです。

No.1 7点 体育館の殺人- 青崎有吾 2023/06/23 08:04
犯人を特定するための数々のを情報を伏線として散りばめておいて最後に探偵がそれを悉く拾い上げて解説するという本格ミステリーの定番的展開ですが正直こうした話は好みですね。ストーリーもライトで読みやすかったです。

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mozartさん
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採点傾向
平均点: 6.01点   採点数: 206件
採点の多い作家(TOP10)
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