皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
        していません。ご注意を!
    
    
  | 白い風さん | |
|---|---|
| 平均点: 6.24点 | 書評数: 432件 | 
| No.11 | 4点 | 太宰治の辞書- 北村薫 | 2015/12/20 23:29 | 
|---|---|---|---|
| 円紫さんシリーズですね。 主人公の”私”も学生から社会人になって凡人の私にはハードルが高くなっちゃいました(爆) 今回は題名から分かるように題材は太宰です。 太宰と言えば今話題の芥川作家の又吉さんも小説の中で出てきましたね(笑) 個人的に初期の頃の日常の謎の方が大いに楽しめますね。 | |||
| No.10 | 5点 | スキップ- 北村薫 | 2012/07/13 23:08 | 
|---|---|---|---|
| 時と人・三部作の第一編目。 学園物・青春物だね。 北村さんの作品だから、最後はトリックと云うかオチがあるのかと思っていたけど、平凡はラストだったので、ちょっと肩透かしだった・・・。 やっぱり、『日常の謎』を解く他のパターンの方が好きだな。 | |||
| No.9 | 3点 | 野球の国のアリス- 北村薫 | 2011/12/07 18:03 | 
|---|---|---|---|
| あの有名な「不思議の国のアリス」のパロディ的な作品だったので、謎解きミステリーて云うよりファンタジー的要素の方が強かったかな。 だから、ここでの評価は低めにしたけど、子供には素直に勧められる、読みやすい内容になっていると思うよ。 | |||
| No.8 | 5点 | 朝霧- 北村薫 | 2011/08/12 23:22 | 
|---|---|---|---|
| 円紫さんと私シリーズの第5作目ですね。 ラストの”私”の恋を匂わしているけど続編はあるのかな? 「走り来るもの」のラスト2センテンスを考えるのは面白い発想ですね。 余談だけど、『女か虎か』の結論も知りたくなっちゃいますね(笑) | |||
| No.7 | 4点 | 六の宮の姫君- 北村薫 | 2011/05/19 20:46 | 
|---|---|---|---|
| 芥川龍之介の謎を扱った一種の歴史ミステリですね。 でも、正直読み辛かった・・・なんせ、芥川作品をあんまり読んでなかったからね。 ミステリ小説より文学評論の度合いが強かったと思うな。 好きな”円紫さんと私シリーズ”だっただけにザンネンだったよ。 | |||
| No.6 | 4点 | ニッポン硬貨の謎- 北村薫 | 2011/05/13 17:58 | 
|---|---|---|---|
| EQ(エラリー・クイーン)ファンによる、EQファンの為の小説ですね。 私も多少はEQ作品を読んでいますが、そんなに量が多くないのでネタバレが結構あるのできつかったな。 肝心の硬貨両替事件も正直納得がいかなかったな。 でも、きっとEQファンには楽しめる本なんだろうな。 それにしても、各章の後に注釈が多かったな(笑) | |||
| No.5 | 7点 | 冬のオペラ- 北村薫 | 2011/04/28 21:43 | 
|---|---|---|---|
| この度続編となるNHKの「探偵Xからの挑戦状」を見るために、予習を兼ねて読みました。 北村さんらしい、短編3作でしたね。 特に「蘭と韋駄天」「冬のオペラ」の連作仕立てで面白かったですね。 余談ですは携帯小説「ビスケット」には苦戦中!(笑) | |||
| No.4 | 5点 | 鷺と雪- 北村薫 | 2009/10/23 19:37 | 
|---|---|---|---|
| 北村さんがこの作品で直木賞を受賞したと聞いて、「空飛ぶ馬」「夜の蝉」などの後に読みました。 構成は”円紫&私”シリーズとよく似ていました。 そう考えると評価は大きく下げざるをえないですね。 私は「夜の蝉」の方が好きですね。 | |||
| No.3 | 6点 | 秋の花- 北村薫 | 2009/09/06 22:36 | 
|---|---|---|---|
| 前作もそうですが、この作家のミステリの祭典での評価が難しいです。 人物の著し方や物語の美しさは言うことはありません。 ラストも素晴らしいと思います。 ただ、ミステリとしての採点なるとビミョウですね。 ミステリ以外の描写がいいだけに、ミステリを読んだと云う感動より純文学を読んだという印象です。 だから、前作同様、ちょっと辛目の評価になっています。 | |||
| No.2 | 5点 | 空飛ぶ馬- 北村薫 | 2009/08/19 19:26 | 
|---|---|---|---|
| 「夜の蝉」「秋の花」のスタートとなる作品です。 形式はどの本も同じですが、内容は「夜の蝉」の方が秀逸でしたね。 作品中に主人公が読んだ本が沢山出てきます。 もし、それを読んでいたらもっと面白かったかもね。 | |||
| No.1 | 7点 | 夜の蝉- 北村薫 | 2009/08/01 20:34 | 
|---|---|---|---|
| 作中にある噺(落語)や和歌・良寛の話など上手く使っていて、文学性が高い作品だと思う。 それに、友人・姉と<私>との関係も面白かったです。 作品の評価なら8でも十分いいと思うけど、ただ、このサイトなら評価を下げざる得ない気がします。 | |||