皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
こもとさん |
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平均点: 6.60点 | 書評数: 86件 |
No.4 | 9点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2008/03/23 12:15 |
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読了までに、苦節2年!(笑) というのも、やはり最初の手記が退屈なのが、反則ですから。
退屈な部分を読む → 挫折する → 間が空く → (内容も忘れたことだし)気分一新で読む → 同じ辺りで挫折する → 間が空く → (内容も忘れたことだし)気分一新で読む → 同じ辺りで挫折する → 間が空く → (内容も忘・・・ エンドレス(笑) こんな状態が2年ほど続いたので、今では「あの退屈な手記こそが、作者が仕掛けた最大の罠だったのではないか」とさえ、疑っています(いや、そんなはずない/笑)。 でも「あの読みづらい退屈な手記を乗り越えたものだけに、すばらしいトリックの褒美をあげよう」という・・・驚きを二倍にする効果を存分に挙げていると思んですよね、悔しいですけど(笑) |
No.3 | 7点 | 斜め屋敷の犯罪- 島田荘司 | 2008/02/23 14:28 |
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以前読んだ本の中で、鯨氏が「バカミスは褒め言葉だ。 『よくこんなことを思いつくなぁ』という作品に与えられる、賞賛の言葉だ」と言っていたと思う。
なるほど・・・それならば私は、島田氏の書いたこの作品こそが、その最高峰だと賛辞を送りたい。 昨今流行の「バカミス」を、時代に先駆けて書いておられたとは・・・さすが、我らの島田氏。 でもね、御手洗さん、登場遅すぎですよ(笑) |
No.2 | 10点 | 異邦の騎士- 島田荘司 | 2008/02/23 02:19 |
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トリックがどうのとか、筆力がどうのとか・・・とやかく言わない。
ミステリというジャンルの本で、私が初めて「泣いた」作品・・・この一言に尽きる。 これから読む方には、ある程度、御手洗作品を読んだ後で、本書を手に取られることをお勧めします。 |
No.1 | 6点 | 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 | 2007/10/16 21:49 |
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この本で私が一番好きな作品は、文句なく「数字錠」です。
なんとも言えぬ悲しい気持ちを感じながらも、「この事件を解決する探偵が、他の誰でもなく、御手洗潔で良かった・・・」そんな気分にさえ、なれてしまうのです。 よく、「変人だ」と言われる御手洗氏ですが、そんなヒトコトでは片付けられない彼の魅力が、ぎゅっと詰まった作品だと思っています。 御手洗氏の変人以外の部分(?)、側面を見たい方は、是非(笑) |