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[ 冒険/スリラー/スパイ小説 ]
オタバリの少年探偵たち
セシル・デイ=ルイス 出版月: 1957年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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岩波書店
1957年01月

岩波書店
1960年11月

岩波書店
1979年01月

岩波書店
2008年09月

No.1 6点 nukkam 2016/06/23 09:53
(ネタバレなしです) 英国の詩人セシル・デル=ルイス(1904-1972)はミステリーファンにはニコラス・ブレイクというミステリー用ペンネームの方で知られていますが、子供向けミステリーの本書はルイス名義で1948年に発表されています(岩波少年文庫版では小学校高学年向け扱いです)。ミステリー作家として本格派推理小説の良品を何作も書いているだけあって子供向けといっても安直に好都合な展開にしたり少年らしからぬ能力に頼ったりはしていません。少年たちが状況を冷静に分析推理しながら少しずつ事件解決に向かうプロットは重厚感さえ感じさせます。そのため前半の進行は地道でゆっくりですが、後半は冒険要素がたっぷりでどきどきさせる盛り上がりを見せます。


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セシル・デイ=ルイス
1957年01月
オタバリの少年探偵たち
平均:6.00 / 書評数:1