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[ 短編集(分類不能) ]
過去を運ぶ足
阿刀田高 出版月: 1978年12月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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双葉社
1978年12月

文藝春秋
1982年01月

No.1 6点 蟷螂の斧 2014/08/23 10:28
(再読)著者のデビュー作(1978単行本)と同時期の短編集(1972~1977の作品集)。今思えば、当時は星新一氏のショートショートを読み漁っていた頃で、阿刀田氏のちょっとエロティックな大人の世界にぶち当たり、とても新鮮に感じて、それにハマってしまったのでしょう(笑)。その路線では、「蠢く夜」がいいですね。ある人妻は年一度だけアバンチュールをしてみたくなる。知り合った男は肩から三角巾を垂れていた。怪我でもないらしい。さて、そのわけとは・・・。全編に共通しているテーマは「死」です。基本はブラックユーモアなのですが、数編推理小説らしき展開のものもあります。表題作「過去を運ぶ足」はテレビドラマになったようです。~夫が帰宅すると、実母は倒れており、妻は浴槽(水)に浸けられていた。押し入り強盗が牛乳に睡眠薬をまぜたらしい。妻はそれが原因で流産する。その後実母は交通事故死。義父も心筋梗塞で死亡する。義父の葬儀のとき、義父の足が夫の弟(二卵性双生児・既に死亡)にそっくりなことを発見する・・・。~その他「記号の惨殺」・・・図書館のハイミスが自分を弄んだ後輩を殺害するアリバイトリックもの。「不在証明」・・・妻を殺害しようとし、ホテルの電話を利用しアリバイ工作する。しかし偶然愛人が同ホテルにおり、共犯扱いされる。などがミステリー風味があり楽しめました。


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阿刀田高
2008年09月
青い罠
平均:6.00 / 書評数:1
1990年03月
東京25時
平均:6.00 / 書評数:1
1988年06月
東京ホテル物語
平均:6.00 / 書評数:1
1987年12月
恐怖同盟
平均:5.00 / 書評数:1
1987年06月
仮面の女
平均:4.00 / 書評数:1
1983年10月
危険信号
平均:6.00 / 書評数:1
1983年02月
街の観覧車
平均:4.00 / 書評数:1
1982年04月
異形の地図
平均:5.00 / 書評数:1
1982年01月
最期のメッセージ
平均:6.00 / 書評数:1
1981年08月
マッチ箱の人生
平均:6.00 / 書評数:1
1980年12月
壜詰の恋
平均:6.00 / 書評数:1
1980年04月
一ダースなら怖くなる
平均:7.00 / 書評数:1
1980年01月
夢判断
平均:6.00 / 書評数:2
1979年10月
食べられた男
平均:5.00 / 書評数:1
Aサイズ殺人事件
平均:6.33 / 書評数:3
1979年04月
ナポレオン狂
平均:5.78 / 書評数:9
1978年12月
過去を運ぶ足
平均:6.00 / 書評数:1
1978年06月
冷蔵庫より愛をこめて
平均:7.00 / 書評数:3