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[ 本格/新本格 ]
探偵作家 江戸川乱歩の事件簿
楠木誠一郎 出版月: 2001年08月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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有楽出版社
2001年08月

No.1 4点 メルカトル 2013/10/28 22:37
再読です。
作家江戸川乱歩と編集者横溝正史が探偵役を務め、しかも事件はメキシコミイラとすり替えられた、「美女」の全裸首なし死体。そして、マネキンの首とすげ替えられた生首という派手さで、いやが上にも気分は盛り上がらざるを得ない。
しかし、その期待感も事件が起きるところまでで、後の展開は終始緊張感を欠き、ダラダラした退屈な描写が続く。
せっかくのミステリ界の二大スターの顔合わせだが、それぞれの個性が全く描かれておらず、読み進むにしたがって不満が募る一方だ。
また、動機も弱く、わざわざ派手な事件を演出した理由がこれでは、全然納得がいかない。なんとなく手に取って読み返してみたが、読むんじゃなかったと後悔している。


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楠木誠一郎
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