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首なし騎士と五月祭
ペニーフット・ホテルシリーズ
ケイト・キングズバリー 出版月: 2011年05月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2011年05月

No.1 6点 nukkam 2011/05/26 20:28
(ネタバレなしです) 1994年発表のペニーフット・ホテルシリーズ第4作です。首なし騎士にリボンで柱にくくり付けられた死体と非常に魅力的な謎が提示されますがプロットは地道なアリバイ崩しがメインで、せっかくの謎が活かしきれていないのがもったいなく思えます。特に首なし騎士登場の理由が曖昧なままなのは不満にさえ感じます。とはいえ犯人当てとしてはちょっとした証言の矛盾に基づくセシリーの推理はそれなりの説得力をもっていますし、ホテルの使用人たちが織り成す人間ドラマがなかなか充実したサイドストーリーを築き上げています。セシリーのブレーキ役をほとんど放棄しているバクスターの存在感がいまひとつだったのがちょっと気になりましたが。


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ケイト・キングズバリー
2012年10月
支配人バクスターの憂鬱
平均:4.00 / 書評数:1
2011年05月
首なし騎士と五月祭
平均:6.00 / 書評数:1
2010年05月
マクダフ医師のまちがった葬式
平均:5.00 / 書評数:1
2009年09月
バジャーズ・エンドの奇妙な死体
平均:5.00 / 書評数:1
2009年05月
ペニーフット・ホテル受難の日
平均:5.00 / 書評数:1