皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格/新本格 ] セカンド・ラブ タロット・シリーズ |
|||
---|---|---|---|
乾くるみ | 出版月: 2010年09月 | 平均: 5.86点 | 書評数: 21件 |
文藝春秋 2010年09月 |
文藝春秋 2012年05月 |
No.1 | 6点 | まさむね | 2010/10/23 21:16 |
---|---|---|---|
分かりやすすぎる「餌」がぶら下がっているため,その裏に何があるのか想像しながら読み進めたものの,ラスト4行には確かにしてやられた。
読了後,数秒考え込んで「!」となるあたりは,イニシエーション・ラブと同様。 ただし,イニ・ラブが多彩で綿密な伏線を用意しているのに対して,この作品の「最大の肝」に対する伏線は果たして…? この2作品,雰囲気は似ているが,ラストの衝撃に向かってのアプローチはかなり異なる。 また,イニ・ラブが「十分にあり得る話」だった(ソコが良かった!)のに対して,この作品には多少の無理も感じた。最終的に解せない点もある。 楽しめはしたが,総合評価としてはイニ・ラブの方が断然上位。 |