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大統領の殺し屋
梶山季之 出版月: 1988年08月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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光文社
1988年08月

No.1 5点 江守森江 2011/02/18 06:22
本書自体は結構入手し難くなってきたが所有に拘らなければ光文社の電子書籍で読める(私はカッパ・ノベルス版を所有)
経済記者の‘私’がZ国(←もちろん架空)へ驚異的経済発展の秘密を探りに出向くと、そこでは政財界の大物を巻き込んだ大疑獄事件が発覚、その事件を追う親友のモーリ記者が謎のメモを残し殺される。
そして‘私’が真相究明に乗り出す。
長編推理小説と銘打たれ粗筋的には推理小説なのだが、犯人がZ国大統領直属の殺し屋だとか裏の陰謀だとかを探る社会小説の色合いが強い。
作者の文章は当時、ワン・センテンス毎に改行され水増しで原稿料稼ぎしていると批判されたらしいが、ミッチリ活字の詰まった英国翻訳ミステリを読む苦痛に比べてサクサク読めて嬉しいと再読して感じた。
島田一男・梶山季之など文学性の欠片すら感じさせないテンポで読ませる作家の方が時間制約のある身には有り難い。


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梶山季之
2018年12月
地面師
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1988年08月
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