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MIST |
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池井戸潤 | 出版月: 2002年11月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
双葉社 2002年11月 |
双葉社 2005年07月 |
No.1 | 7点 | E-BANKER | 2010/05/28 23:25 |
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作者としては珍しく、割と普通のミステリー作品。
予想外に面白い作品でした。 山奥の村で、「切り裂きジャック」を思わせる猟奇的連続殺人事件が発生、村で唯一の警察官である駐在が意外な真犯人に挑みます。 主人公を筆頭に、話の視点が次々と変わっていくので、普通はちょっと落ち着かない感じになりがちですが、本作品ではその辺りあまり気にならず、逆にスピード感を付け、緊張感を高める効果を生んでいます。 ラストの急展開もきれいに嵌まっていて、もっと高評価でもいいのですが、途中、榊氏(登場人物の1人)に関するサブストーリー等が結局中途半端になってしまったことなどを差し引いて、この評点となりました。 |