海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ ホラー ]
ループ
リングシリーズ
鈴木光司 出版月: 1998年01月 平均: 3.50点 書評数: 2件

書評を見る | 採点するジャンル投票


角川書店
1998年01月

KADOKAWA
2000年09月

No.2 2点 TON2 2012/11/05 19:58
「リング」「らせん」が呪いの物語で、オカルト的要素が強く怖ろしかったが、この作品は遺伝子や生物学に対するSF的要素が強くなっています。
「リング」「らせん」の世界は、ループプロジェクトによって作られた仮想空間であったとされています。
ループプロジェクトが仮想空間(その中で生きる者にとっては現実)にとって神の位置に立つと、神の新たな概念が示されています、でもこれは夢オチの一種でしょう。

No.1 5点 Tetchy 2008/06/18 19:20
『リング』、『らせん』シリーズの最終作『ループ』。
しかしこの作品の評判が非常に悪いのが気になっていた。
実際映画化されたのも『らせん』止まりだし(短編集『バースデイ』から『リング0』という映画も出来たが)、あれだけ世間で大ブームを起こしたこれらの作品に比して、この『ループ』は一種のタブーめいた扱いを受けているような気がした。

で、なぜなのかは解った。

ああ、こういう風に持っていっちゃったのね、という内容だった。
これをスゴイと思うか、え~、そりゃないよ~と思うか賛否分かれると思うが、私はやっぱり前2作を楽しく読んでいただけに、この設定には壁に投げつけようかと思った。

やっぱりホラーは路地裏の暗闇とか台所の隅の暗がりみたいな部分があってこそ面白いのだなぁと今回痛感した。

最後に抱いた感想は、「ハイ、お疲れさん」でした。


キーワードから探す
鈴木光司
2001年04月
シーズ ザ デイ
平均:6.00 / 書評数:1
1999年01月
バースデイ
平均:6.00 / 書評数:1
1998年01月
ループ
平均:3.50 / 書評数:2
1996年02月
仄暗い水の底から
平均:5.67 / 書評数:3
1995年11月
生と死の幻想
平均:5.00 / 書評数:1
1995年08月
らせん
平均:7.00 / 書評数:3
1993年04月
リング
平均:6.50 / 書評数:4
1993年01月
光射す海
平均:7.00 / 書評数:1
1990年12月
楽園
平均:7.00 / 書評数:1