皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ ハードボイルド ] パルプ |
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| チャールズ・ブコウスキー | 出版月: 1995年12月 | 平均: 8.00点 | 書評数: 1件 |
![]() Gakken 1995年12月 |
![]() 新潮社 2000年03月 |
![]() 筑摩書房 2016年06月 |
| No.1 | 8点 | クリスティ再読 | 2026/07/16 15:10 |
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| ニック・ビレーンは史上最低の私立探偵である。
本人はスーパー探偵と称しているが、これほどいい加減な探偵は探偵小説史上類がない。 と訳者あとがきに書かれている(苦笑)一時間6ドルの格安で雇えるよwでも依頼はひっきりなし。死の貴婦人(Lady Death)は、本屋に出没するセリーヌのそっくりさんを「なしくずしの死」のセリーヌかどうかの調査を依頼するし、わけのわからない「赤い雀」を探す依頼は入るし、ビデオカメラ片手に勇んで突撃した浮気妻の現場で失敗も繰り返せば、美人の宇宙人に付きまとわれる葬儀社社員の代わりに宇宙人を引き受けたり、とやる気ない一方実は実はの大活躍(笑)をしていたりする。まさにまさに私立探偵稼業に懐疑的なフィリップ・マーロウの後継者(大笑)。 歯。まったくなんてシロモノだ。人間、食わなくちゃならん。食って、食って、また食って。みんなそれぞれチャチで汚い仕事をしょいこんで、みじめったらありゃしない。食って、屁をこいて、ボリボリ掻いて、にこにこ笑って、祝日を祝って。 とシマらないことおびただしい(ホントはもっとオゲレツな卑語連発だが、ここでは自主規制)。確かに無頼を気取ったとしても、ハードボイルド探偵なんて大昔からパロディの対象にしかならない。そんなウンザリするような現実。アメリカの無頼派代表選手たるブコウスキーの遺作となった、まさに冗談で書いたようなハードボイルド私立探偵小説である。 まあだから、プロットはあってないようなもの。ハードボイルドで私立探偵小説であることはマギレもないが、ミステリかといえば大いに疑問(大苦笑)でも読んでいて抜群に面白いのは間違いない。 「お前、いったいどういう探偵だ?」セリーヌが言った。 「LA一の名探偵」 「そうなのか?LAってなんの略だ?」 「どうしようもないケツの穴(Lost Assholes)」 |
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