皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
[ 本格 ] 彼女たちの謎解きの夜 |
|||
|---|---|---|---|
| ニーナ・サイモン | 出版月: 2026年05月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 東京創元社 2026年05月 |
| No.1 | 6点 | nukkam | 2026/07/12 05:54 |
|---|---|---|---|
| (ネタバレなしです) 様々な職歴を経た米国のニーナ・サイモンのミステリーデビュー作が2023年発表の本書です。創元推理文庫版の巻末解説で紹介されているように家族ドラマと本格派推理小説を主軸としています。文章はとても上手く、人物描写はきめ細かいし序盤のカヤックツアー描写は臨場感があります。500ページ以上の作品にしては読みやすいと評価するか、500ページ以上あって読むのに苦労したと評価するか微妙なところです。主人公である祖母ラナ(57歳)、母(娘)ベス(17歳で妊娠したと語られるので33歳か)、孫娘ジャック(ジャクリーン)(15歳)が織り成す家族ドラマは前半が一枚岩でないこともあって読み応えたっぷりです。エネルギッシュなファイタータイプながらガン治療の影響で時々衰弱してしまうラナの描写が印象的です。謎解きも潮の満ち引きによる死体の移動(地図は欲しかった)や、土地の権利を巡る駆け引きや思惑など結構手の込んだネタを放り込んでいますが犯人特定の推理が少し回りくどい感があります。 | |||