海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ コージー ]
ブック・フェスティバルは大騒ぎ
さえないミステリ作家の事件簿
E・C・ネヴィン 出版月: 2026年05月 平均: 5.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


原書房
2026年05月

No.1 5点 nukkam 2026/06/05 03:04
(ネタバレなしです) 英国の女性作家E・C・ネヴィンはさまざまな職歴を経て作家デビュー、2025年発表の本書は売れないミステリ作家ジェイン・ヘップバーンを主人公にしたコージー派ミステリーのシリーズ第1作です。プロローグを死体発見の場面にしてその後は時間をさかのぼって殺人に至るまでを描いているのはジョアン・フルークのハンナ・スウェンソンシリーズをちょっと連想させます。本書の場合はその殺人もすぐに起きるのですけど。ジェインだけでなく容疑者たち視点も随所で織り込んでいるのが作品個性ですけど、読者の謎解き興味をかき立てるのには工夫がもう一歩という感じがします。さすがにアガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」(1939年)の手法と比べるのはアンフェアでしょうけど。あと46章の終わりである謎(というか前提?)が明らかになるのですが、あれはもっと早く明らかになっていないとおかしいのではという気がします。


キーワードから探す
E・C・ネヴィン
2026年05月
ブック・フェスティバルは大騒ぎ
平均:5.00 / 書評数:1