皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
[ 本格/新本格 ] スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章 |
|||
|---|---|---|---|
| 麻根重次 | 出版月: 2026年01月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 2件 |
![]() 角川春樹事務所 2026年01月 |
| No.2 | 7点 | 虫暮部 | 2026/03/27 14:43 |
|---|---|---|---|
| 表題作の真相はかねがね興味があった事柄なので、納得感が高くストンと腑に落ちた。
その他の話も、大ネタよりも関係者の気持の交差のようなもので成り立っている感じが良い。有栖川有栖の地味なタイプの短編に通ずる。 最後はあの後味の悪さのままでも良かった気がするけど……。 探偵のキャラクターはさほど好きでもないが、程好く引き延ばすには好都合かも。 ただ一点、気になるのが「セントラルドグマ」。 あの暗号はなかなかフェアな代物で、多少の知識と閃きがあれば部外者でも解ける。そしてそれをユーザー達も自覚していたと思うのだ。 つまり “もしメモが奴等の手に渡ったら、解かれてしまうかも知れない” ことも認識していた筈。その状況でメモを残すのは不自然。 |
|||
| No.1 | 7点 | メルカトル | 2026/03/23 22:21 |
|---|---|---|---|
| 「令和の御手洗潔、推参」(ただし、ややメンヘラ)――中山七里(作家)
(島田荘司氏のシリーズ名探偵) 異様な死体、密室殺人、謎の暗号…… 女性探偵・真々部律香の〝推理無双〟! Amazon内容紹介より。 第一話を読み終えた時はときめきました。この表題作は点数で言えば8~9点。この分で行くと本作はとんでもない傑作になるだろう。そして最終話の『初めては毒殺』が又素晴らしく、こちらは7~8点。しかし他の二話が私のあまり好きではないジャンルのアリバイと暗号を扱ったもので、内容はイマイチ。第四話に至っては何これ?って感じで、全くもって凡作と言わざるを得ない出来であります。 私は悩みました。果たしてこれを6点にして良いのかどうか・・・考えた末7点にしました。余りにも一話目と五話目が突出しているので、これだけでも読む価値ありだとの思いからの結論でした。 探偵の律香は躁うつ病を抱えながら苦悩するタイプの天才型で、確かに御手洗潔に似ている面もない訳ではありませんが、個人的にはあまり好感が持てませんでした。それよりも助手の達希の苦労に同情を禁じ得ません。他のキャラも含めてそれぞれ個性的で面白いので、この四人のメンバーでのシリーズ化も十分あり得ると思います。 |
|||