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[ 本格 ]
セント・アガサが揺れた夜
イモージェン・クワイシリーズ
ジル・ペイトン・ウォルシュ 出版月: 2026年01月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2026年01月

No.1 5点 nukkam 2026/02/03 20:30
(ネタバレなしです) 2007年発表のイモ-ジェン・クワイシリーズ第4作でシリーズ最終作となった本格派推理小説です。第3章でドロシー・L・セイヤーズの「学寮祭の夜」(1935年)が長年、痛烈に批判されていたと紹介されていたのに驚きました(第20章でも言及されています)。それを意識したのか謎解きよりも大学生活の描写の方に力を入れたような印象を受けました。これが面白いかというと個人的には微妙で、序盤で大学のフェローが学寮の塔から転落死して事故死と判断されますが殺人ではないかと疑惑が持ち上がるまでにかなりのページを費やしており、前半はミステリーらしさが希薄に感じます。特任フェロー選任を巡るごたごたとか学生の失踪とかを挿入してモジュラー型のプロットになっていることや、真相を明確に説明して決着しないのも(ほのめかしてはいますが)読者の好き嫌いが分かれそうです。イモージェンの恋愛が(ページ数は少ないですが)描かれているのも「学寮祭の夜」の影響があるかもしれません。


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ジル・ペイトン・ウォルシュ
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