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[ 本格/新本格 ] 死写室 私立探偵・紅門福助/改題『死写室 映画探偵・紅門福助の事件簿』 |
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霞流一 | 出版月: 2008年02月 | 平均: 5.50点 | 書評数: 2件 |
新潮社 2008年02月 |
講談社 2018年02月 |
No.2 | 5点 | ぷちレコード | 2021/08/15 23:00 |
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撮影所、地方のロケ先、試写室、映画館などで起こった事件を扱っている短編集。
作者の作品ではおなじみの探偵、紅門福助が登場する連作ミステリ。作者はかつて映画会社に勤めていたことがあり、その舞台裏や細部を熟知している。加えて、独自のユーモア感覚が随所に発揮されており、強烈な個性の人物やとんでもない出来事が次々に登場する。 さまざまな映画の現場を舞台に、本格探偵小説の趣向とドタバタコメディーの要素が合わさったミステリに仕上がっている。 |
No.1 | 6点 | kanamori | 2010/03/20 13:37 |
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紅門福助シリーズの連作本格ミステリ。
映画界を舞台背景に密室殺人や建物消失など大掛かりなトリックを扱ったまずまずの作品集。 長編になるとプロット構築の稚拙さが出て、うんざりする作品も多いのですが、短編だとトリック小説に特化出来るためか、それなりに楽しめました。 |