海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ SF/ファンタジー ]
疫神記
チャック・ウェンディグ 出版月: 2022年05月 平均: 5.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


竹書房
2022年05月

竹書房
2022年05月

No.1 5点 糸色女少 2024/09/14 21:40
舞台は現代で、巨大な彗星が地球を横切った翌朝、アメリカの各地で不可解な行動に出る人々が現れ始める。彼らは突如夢遊病のように歩きだし、話しかけても反応を返さない。夢遊者と呼ばれるようになった彼らは次第に数を増していくが、なぜそんな状態になってしまったのか。
感染症か、化学物質の汚染が関係しているのか。そうした数々の疑問を解き明かす米政府の対策チームの物語とともに、夢遊者となってしまった家族とともに歩き続ける父娘、この事態を予見していた未来予測AIの「ブラックスワン」の活躍など、多様な視点からこの事象を描き出していく。上巻の中盤まではテンポが悪いのだが、上巻の終盤からは怒涛の伏線回収が行われノンストップ。


キーワードから探す
チャック・ウェンディグ
2022年05月
疫神記
平均:5.00 / 書評数:1