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[ SF/ファンタジー ] 創星記 |
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川又千秋 | 出版月: 1985年05月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
早川書房 1985年05月 |
早川書房 1989年03月 |
No.1 | 6点 | 虫暮部 | 2024/07/18 11:39 |
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本作の大部分(終章以外)は “宇宙時代の金星を神話の世界に構築し直す為の手続き” であって、実は『創星記前史』とでも呼ぶべきものではないか。芋虫が蝶に変わる際、蛹の中で一度ドロドロになると言う。それがコレ。
スケールの大きな骨格には惚れ惚れするが、間を埋めて動かす筋肉たるべき文章が意外に通俗的。それ故に読み易くもあるので一概に非難は出来ないが、もう少し味わいが欲しいと私は思った。 “無計画に増築されて迷宮状になってしまった衛星基地” と言う非常に魅力的なガジェットが、あまり生かされていないので勿体無い。確かにそこは本題じゃないんだけどさ。 |