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[ 本格/新本格 ] ネメシスⅡ ネメシスシリーズ |
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藤石波矢 | 出版月: 2021年03月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 2021年03月 |
No.1 | 6点 | メルカトル | 2022/11/26 22:51 |
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探偵事務所ネメシスを訪れた少女の依頼は、行方不明の兄の樹を探すこと。探偵風真と助手のアンナは、道具屋の星の力を借り、振り込め詐欺に手を染めた彼を捜索する。しかし、ようやく見つけた樹は、血濡れたナイフと死体を前に立ち尽くしていた。ネメシスは二転三転する真相を見抜き、彼を救うことができるのか!?
小説オリジナルストーリー「道具屋・星憲章の予定外の一日」も収録したシリーズ第二弾! Amazon内容紹介より。 広瀬すずと櫻井翔主演でドラマ化されたネメシスシリーズの第二弾。本編とスピンオフの中編二作。 本編を読んでいる途中で、何度もAmazonの高評価(90に上る評価で平均点4、5)ってほんまかいなと思いました。キャラは魅力に欠けるし、ストーリーも平板、トリックと言える程のものもなく心に何も響かない、こんな私がおかしいのでしょうか。もう何を信じて良いのか、何を頼りに本を選ぶべきなのか分からなくなりそうです。 と思っていたところ、『道具屋・星憲章の予定外の一日』が殊の外面白く、同じ人が書いたとは思えない出来の良さで驚き。捻りも効いていて、短い中にトリックや仕掛けが盛り沢山で、なるほどこっちは7点だなと少し胸をなで下ろしました。結局本編が4点、スピンオフが7点、均して5、5点。四捨五入して6点としました。ああ、本当に本編だけじゃなくて良かったね。 |