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[ SF/ファンタジー ] 狂乱家族日記 拾壱さつめ 狂乱家族日記シリーズ |
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日日日 | 出版月: 2008年11月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
エンターブレイン 2008年11月 |
No.1 | 5点 | メルカトル | 2022/11/19 22:25 |
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各国の要人を乗せた都市型飛行船マスカレイド号の船内で起こった、衝撃の不解宮ミリオン暗殺事件。その犯人も不明のまま、神聖合衆国に到着した凶華たち乱崎家一同は、得体のしれぬ不安と緊張の中にいた。そして、ついに開催された『世界会議』当日、彼らの眼前で展開される驚愕の出来事とは!?千年の時を経て、歴史の闇に葬られてきた『閻禍伝説』の真実の姿がついに白日のもとに!馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語。シリーズ白眉の巻。
『BOOK』データベースより。 壱さつめを読んだ後途中飛ばしてこれを読んだら、どう思うんだろう。きっと何が何だか分からなくて、混乱するのではないでしょうか。そう、本作では最早狂乱家族の手を離れ、見知らぬ世界にまで到達してしまった感があります。 今回のメインは「世界会議」ではあります。しかし、これだけ大規模な会議を開きながら一体何をしたかったのか判然としませんねえ。暗殺されたはずの不解宮ミリオンが復活した時は驚きましたけど。 一方閻禍の物語も並行して語られますが、こちらも一向に面白くなく、なんだかがっかりしました。乱崎一家の面々も今回ばかりはほとんど出番がなく、一話から読んでいる身としては淋しい限りですよ。 結局シリーズを引っ張り過ぎてあらぬ方向へ行ってしまった様な気がしてなりません。 |