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[ 本格/新本格 ] 行動審理捜査官・楯岡絵麻VSミステリー作家・佐藤青南 「行動審理捜査官」楯岡絵麻 |
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佐藤青南 | 出版月: 2021年05月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
![]() 宝島社 2021年05月 |
No.2 | 6点 | たかだい | 2025/03/01 21:12 |
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相手の微細な反応から嘘を見抜いて真実を暴き出す「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの一つで、著者と同じ名前を与えられたミステリー作家「佐藤青南」との対決を描いた長編作品
天性の才能によって人身を掌握して一種のカルトを築き上げた一方、基本的に自身を認めさせる事以外には興味がなく、批判者や後輩には苛烈な攻撃を加えるサイコパスとしての「佐藤青南」は、ミステリーの悪役として結構好きでした 心理学を学び自身を取り繕う事も出来る佐藤と絵麻の(取り調べ室での)対決は特に熾烈で、佐藤が仕掛けた(というか実行した)非常に気の長い狂気染みた犯行に戦慄しつつ、普段はソリが合わない現場組との二人三脚で辛うじて絵麻が佐藤に対して突破口をこじ開ける様は読んでいてスカッとするものがあります あからさまに続きがあると匂わせる終わり方をしているので続きが気になりつつ、(「サイレント・ヴォイス」で感じた個人的な危惧はあるものの)シリーズの他作品も徐々に読み進めようと思います |
No.1 | 6点 | 猫サーカス | 2022/02/28 18:49 |
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相手のしぐさから嘘を見破る「行動審理捜査官」楯岡絵麻ものの9作目。テレビ化もされている人気シリーズで、今回の敵は作家の佐藤青南。佐藤はオンラインサロンを主宰していて、その会員たちがアンチを狙って殺人を犯した事件を、楯岡たちが追求する。行動心理学を得意とする作家と捜査官の虚々実々の駆け引きが終盤展開される。細かいしぐさが何をあらわすのか、どんな意味があるのかを絶えず見極めて切り込んでいく対決が読ませる。悪乗りの部分もあるが、小説を取り巻く環境を皮肉たっぷり描いているのも興味をそそる。 |