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[ ハードボイルド ] 眠れる犬 私立探偵レオ・ブラッドワース＆セーラ（セレンディピティ・ダールクィスト）
ディック・ロクティ	出版月: 1987年01月	平均: 7.00点	書評数: 1件

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サンケイ出版 1987年01月

扶桑社 1988年06月

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No.1	7点	空	2023/09/26 00:02
1985年に発表され、受賞を果たしたネロ・ウルフ賞以外にも翌年の様々なミステリ賞新人賞にノミネートされた作品です。 冒頭に「はじめに」として、1982年にカリフォルニアで起こった連続殺人事件に関わった二人の人物が、それぞれの視点から書きあげた小説を、出版社の都合で1冊にまとめたのが本書だと説明しています。二人の視点から交互に一人称形式で書かれた小説はありますが、こんな言い訳をしたものは他に知りません。 その虚構作者の二人、私立探偵ブラッドワースと、依頼人である14歳の少女セレンディピティ（ブラッドワースは途中からセーラと呼んでいます）とが、いなくなった彼女の愛犬グルーチョを探して旅をする話です。 ハードボイルド系のストーリーですが、ブラッドワースがタフな探偵らしいアクションを決めるのは、最後の塔での犯人との対決シーンだけ。その後の彼の真相解説が意外でした。